600ps仕様に改造して338.15km/hを記録
フォルクスワーゲン・オブ・アメリカはこのほど、2019年モデルのVWジェッタが、米国ネバダ州ウェンドーバー近郊のボンネビル・ソルト・フラッツにおいて最高速チャレンジを実施。210.16マイル(338.15km/h)を記録したと発表した。
VWジェッタは、ゴルフをベースにしたコンパクトセダンで、かつて日本でも販売されたことがある。米国では確かな支持をキープしており、長年にわたり販売されている。
市販型のジェッタはGLIグレードで2リッター直列4気筒ターボのTSIエンジンを搭載しているが、今回最高速記録に挑んだジェッタは、市販型と同じEA888エンジンをベースとしながら、コネクティングロッドやピストン、バルブ、カムシャフト、ターボチャージャー、そしてエキゾーストシステムに改造が施され、600ps/8500rpmの最高出力を発揮する。
さらに、ボンネビル・ソルト・フラッツという名のとおり、塩の上を高速で走るため、ローダウンサスペンションやタイヤ&ホイールは専用品に。リミテッドスリップディファレンシャルも追加された。
ロールケージを張り巡らせたインテリアはレーシングシート&ハーネスを装着。ボディ後部に装着された減速用のパラシュートを操作するレバーも設置された。
果たしてこのジェッタは見事、338.15km/hの最高速をマーク。この記録は、SCTA(南カリフォルニア協会)のブロウン・ガス・クーペクラスの最高記録208.472マイル(約335.5km/h)を上回った。