走行車両は3リッターターボを搭載した標準仕様?
11月のロサンゼルス・ショーでワールドデビューが噂される、次期「ポルシェ911」のテスト車両がニュルブルクリンクで高速テストを行う様子がビデオに捉えられた。
心地よいスキール音を鳴らしながら走る開発車両は、最高390psを発揮する3リッター水平対向6気筒ターボエンジン搭載車と思われる。動画では、高速コーナーを走り抜け力強い加速、優れた直進安定性能が見て取れる。新世代のスポーツカー・モジュラープラットフォームを採用しているという噂もあるこの次期型。その真偽はさておき、約40mmとされるトレッド拡大は確実。ホイールベースの延長も事実であれば、高速域のスタビリティが格段に向上していることは間違いのないところだ。
そのインテリアは、基本的に伝統的な911テイストが継承される模様。しかし次期型では12.3インチディスプレイを備える「アドバンスコックピット」を搭載。ドライバー正面に据えられる5連メーターも、タコメーター以外はすべてデジタル化される。
ちなみに、この秋にデビューする次期911のパワーユニットは当面コンベンショナルな仕様のみとなるが、2021年には最高出力420ps程度を発揮する911初のPHEVモデルも投入されるという。