旅&ドライブ

SLの汽笛を聞きながら大井川を源流へと遡る「川根路」(静岡県)【日本の街道を旅する】

街道ひとくちメモ

東海道の宿場町だった金谷から奥大井と呼ばれる大井川源流域へいたるルートの総称。千頭(せんず)までは国道473号/362号、県道64号/77号が川の両岸を走り、そこから先は県道77号/388号/60号などで険しい山道をゆく。片道約100kmの行き止まり道。

トラベルガイド

01【見る】
ギネスブックに載る木造橋
蓬莱橋(ほうらいばし)

『越すに越されぬ……』と唄われた大井川の川幅を実際に体験できるのが蓬莱橋。ギネスブックにも載る世界一長い(全長897.4m)木造歩道橋で、のんびり歩いて往復すると30-40分はかかる。明治時代、対岸の茶畑へ通う農家の人たちのために架けられた橋で、昔は軽トラやカブも走っていたが、現在は人のみが通行可能。

●通行料100円(見学自由)/通行時間8:30-17:00/0547-46-2844(島田市観光協会)

02【食べる】
SLファンに人気の駅弁
新金谷駅プラザロコ(しんかなやえきぷらざろこ)

大井川鐵道の起点・新金谷駅やJRと接続する金谷駅ではSLをモチーフにした駅弁を販売している。静岡の名産品をたっぷり使った特製幕の内弁当(2019年4月1日より1, 200円)や大井川ふるさと弁当(絵はがき付き、2019年4月1日より1,150円)が人気。休日は早めに売り切れとなってしまうことも多いので、電話で予約しておくのが確実だ。

●9:00-18:00/無休/島田市金谷1844-1/0547-45-2230

03【泊まる】
山里の静かな温泉宿
旅籠甚平(はたごじんぺい)

『日本一清楚な温泉保養地』をキャッチフレーズに掲げる寸又峡。小さな温泉街には歓楽施設はもちろん、立て看板やネオンもなく、静かな一夜をすごすことができる。その最奥部にある旅籠・甚平は築100年を超える古民家を利用した温泉旅館。美人の湯といわれる名湯と静岡の海の幸、山の幸をたっぷりと味わうことができる。

●1泊2食付10,650円から/日帰り入浴料500円/川根本町寸又峡温泉/0547-59-2988

※掲載データなどは2011年9月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。
LE VOLANT web編集部

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