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【フェラーリ CZ26】1000馬力のPHEVに70年代の美学を。SF90ベースの至高のワンオフモデル誕生

フェラーリ、SF90ストラダーレをベースにした新たなワンオフモデル「CZ26」を発表

フェラーリは2026年8月13日、米国のモントレーにて、スペシャルプロジェクトプログラムの最新作となるワンオフモデル「フェラーリ CZ26」を発表した。フラビオ・マンツォーニの指揮のもと、フェラーリ・デザインスタジオが米国の顧客のために開発したこのモデルは、プラグインハイブリッド・スーパーカーである「SF90ストラダーレ」をベースとしている。ピュアでテクニカルなデザインを通じて、高性能ベルリネッタのコンセプトを現代的に再解釈した、極めてパーソナルな1台だ。

【画像36枚】1970年代の美学を現代の感性で再解釈。ワンオフのフェラーリ「CZ26」が放つ未来志向のディテールを見る

1970年代のインダストリアルデザインを想起させる外観

フェラーリCZ26のエクステリアは、水平基調を強調したフォルムと、ひときわ個性的な2ボックスシルエットが特徴である。カプセルを思わせるピュアな中央のボリュームを、4つのホイールアーチ周辺の力強い造形が支えることで、路面に吸いつくような安定感のある佇まいを生み出している。全体のフォルムは車幅いっぱいに広がる機能的なフロントマスクを起点に展開され、シャープに切り落とされた彫刻的なコーダ・トロンカへと自然につながっていく。フロントに採用された極薄モジュールによる格納式のようなライト表現は、先進的な印象をもたらしている。

ボディ全体は極めてクリーンかつ厳格なアプローチで処理され、1970年代のイタリアン・インダストリアルデザインのエッセンスを現代的な感性で再解釈している。ボディカラーには、液体のような質感を備えた専用のシルバー仕上げであるArgento Veloce(アルジェント・ヴェローチェ)を採用し、豊かな面構成と造形の精密さを際立たせた。そこにコントラストとしてRosso Lampante(ロッソ・ランパンテ)を配し、顔料を練り込んだカーボンファイバー製エレメントを組み合わせることで、ダイナミックな個性を演出している。足元には、グロスブラック塗装とショットピーニング加工を組み合わせた専用設計のホイールが装着されている。

未来を見据えたテクニカルで洗練された専用インテリア

キャビンは、ルーフとピラーにブラック仕上げを施すことでボディと調和し、ボディシェルにはめ込まれたセルのような印象を生み出している。この処理によってプロポーションの純粋さと全体の視覚的な軽やかさが強調されている。カラーと仕上げの設定は未来的な発想に基づいており、素材と色調の組み合わせが、テクニカルかつスポーティでありながら洗練された1台というフェラーリCZ26の個性を表現している。

内装の主役となるのは、CZ26のために専用設計された、積層造形によるシートインサートと組み合わせた特別なブラックのテクニカルファブリックだ。エクステリアのカラーテーマを呼び起こすRosso Lampanteのディテールや、専用ロゴをあしらった新しい刺繍がインテリアに個性的な表情を与えている。さらに、織り目に金属糸を組み込んだ専用のグロスカーボンファイバーが、テクニカルファブリックのマットな質感との美しいコントラストを描き出している。

空力性能の徹底的な最適化と驚異的なパフォーマンス

エアロダイナミクスは車体のあらゆる領域にわたって徹底的に開発された。フロントでは冷却システムと気流の制御を再設計し、中央のラジエターの角度変更や専用のバイパスダクトの採用により、冷却性能とフロントのダウンフォースを同時に向上させている。リアも全面的に再設計され、高い空力効率を維持しながらダウンフォースを増大させる大型の上部スポイラーと専用ディフューザーを採用した。リアウインドウ周辺の専用開口部により、エンジンルーム内の熱を適切に排出できる構造となっている。

パワートレインはベースとなるSF90ストラダーレの基本構成を受け継いでおり、最高出力797psを発揮する3990ccの90度V8ターボエンジンに、最高出力162kW(220ps)の電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載している。トランスミッションには8速のF1デュアルクラッチを採用する。この強靭なパワートレインと徹底された空力性能の融合により、最高速度は328km/hに達し、0-100km/h加速はわずか2.5秒というフラッグシップ・スーパーカーにふさわしい圧倒的なパフォーマンスを実現している。

【ル・ボラン編集部より】

PHEVという未踏の領域に踏み込んだSF90ストラダーレ。その1000psの獰猛さと緻密な電子制御は、かつてデビュー時に新時代の到来を強く確信させた。今回のCZ26は、その最先端の心臓部に1970年代のインダストリアルデザインというアナログな純粋性を被せている。最新鋭のハイテクシャシーと、過去の幾何学的でロマンあふれる造形美。これら相反する要素が違和感なく高い次元で同居する姿にこそ、顧客の夢を具現化するワンオフモデルの真の価値がある。単なる懐古趣味ではない、未来へ向けた美学の再構築だ。

【画像36枚】1970年代の美学を現代の感性で再解釈。ワンオフのフェラーリ「CZ26」が放つ未来志向のディテールを見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Ferrari S.p.A.
LE VOLANT web編集部

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