街道ひとくちメモ
奥州街道の終点、青森湊から津軽半島の東海岸を北上し、龍飛崎手前の三厩から海路で北海道の松前へといたる道。松前藩が参勤交代で使った街道であり、現在の国道280号も本州の道でありながら松前街道の名をもつ。北海道側では松前と函館の間の国道228号が松前街道と呼ばれる。
トラベルガイド
01<泊まる>
津軽半島最古の温泉地
平舘不老ふ死温泉(たいらだて ふろうふしおんせん)
開湯から300年以上の歴史をもつ津軽半島最古の温泉宿。源泉温度40度というぬるめの湯は、旅の疲れを癒やしながらのんびり浸かるのに最適だ。目の前は海という絶好のロケーションで、近くには松前街道の松並木や国道沿いに建つ平舘灯台もある。陸奥湾で水揚げされた新鮮な魚介類を使った夕食も魅力。
●1泊2食付8,790円から/日帰り入浴料500円(13:00-19:00)/外ヶ浜町平舘根岸字湯の沢132-1/Tel:0174-25-2611
02<見る>
大事業の足跡を学ぶ
青函トンネル記念館(せいかんとんねる きねんかん)
全長53.9kmの青函トンネルは世界最長の海底トンネル。1961年の掘削開始から1988年の営業開始まで四半世紀もの歳月を費やし、『世紀の大事業』とも呼ばれた。そんな青函トンネルの足跡を展示しているのがこの施設。ケ
ーブルカーで海底下140mまで下り、作業坑道を見学できるツアーもある。
●入場料400円(坑道見学はプラス900円)/8:40-17:00/定休なし(11月上旬〜4月下旬休館)/外ヶ浜町字三厩龍浜99/Tel:0174-38-2301
03<見る>
北海道が間近に見える
眺瞰台(ちょうかんだい)
津軽半島の山なみが海峡へと一気に落ち込んでいくところにある展望台。眼下には龍飛崎や周辺の風車群が一望となり、海の向こうに北海道の大地がくっきりと浮かび上がる。十三湖と龍飛崎を結ぶ国道399号の最北部に位置
し、南に目を向ければ津軽半島西海岸へと一気に駆け下りるヘアピンコーナーが続く。
●見学自由/中泊町北小泊山/Tel:0173-64-2111(中泊町小泊支所)