「iX3」は2020年、「i4」と「iNEXT」は2021年に登場予定
3月25日、BMWは現在開発を進めている次世代EVの「BMW iX3」、「BMW i4」、そして「iNEXT」のプロトタイプを使用したテスト走行の模様を公開した。
テストの舞台は北極圏にほど近い、スウェーデン・アリエプローグのBMWグループ・ウインターテストセンター。雪と氷に包まれた厳しい環境のなかで、BMWのeDriveテクノロジーを構成する各コンポーネントやサスペンションシステムの仕上がり具合がチェックされた。公開された写真や動画では、この3モデルが確かな走りの実力を持つことをうかがわせる頼もしい姿が収められている。
2020年に登場予定の「iX3」は、150kWのモーターが搭載され1回の満充電で400kmの航続距離を実現することが予告されている。走破性の高さは、同社のSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の名に恥じない高水準なものになることが予想できる。
2021年に生産がはじまる「i4」は、4ドアクーペのボディが用いられる。0-100km/h加速を約4秒でこなし、最高速は200km/hに届く性能が与えられる。航続距離は600kmを実現するとのこと。
次世代クロスオーバーEVの「iNEXT」も2021年に生産がはじまる。こちらは将来の自動運転も視野に入れて開発されており、発売時は自動運転レベル3を実現する見込み。さらに最先端技術によるコネクティビティやインテリジェントパーソナルアシスタントが搭載される。航続距離は600km以上になるという。