旅&ドライブ

関東平野の縁にそそり立つ中山道でも屈指の難所(長野県/群馬県・碓氷峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】

碓氷峠3Dマップ

◎所在地:群馬県安中市/長野県軽井沢町◎ルート:国道18 号(旧道)◎標高:958m◎区間距離:15km(横川-軽井沢駅)◎高低差:563m◎冬季閉鎖:なし

【A】峠の釜飯本舗おぎのや 本店

廃線になっても人気の駅弁
おぎのやの『峠の釜めし』は昭和33年(1958年)以来、半世紀以上にわたり愛され続けてきた名物駅弁。鶏肉・ごぼう・椎茸・ウズラの卵などが入った炊き込みご飯で、容器は益子焼の土釜。単品1,080円(セットメニューも豊富)。●027-395-2311

 

【B】碓氷峠鉄道文化むら(うすいとうげてつどうぶんかむら)

電気機関車の運転に挑戦!?
JR横川駅の西に作られたテーマパーク。碓氷峠を行き来した機関車などを展示しているほか、学科実技講習(約1日、30,000円)を受講して終了試験に合格すれば、本物の電気機関車の体験運転(1回5,000円)もできる。ここを起点に『めがね橋』を経由して廃線跡を歩く遊歩道も人気。●入場料500円/027-380-4163

【C】中山道69次資料館(なかせんどうろくじゅうきゅうつぎしりょうかん)

江戸から京への旅を体験
『中山道69次を歩く(信濃毎日新聞社刊)』の著者、岸本豊氏が奥様とともに運営している資料館。軽井沢の西、追分宿の外れにあり、江戸時代の浮世絵や現在の写真などで中山道の道中をわかりやすく紹介している。●入館料500円/0267-45-3353

【D】かぎもとや

浅間山麓の霧下そば
中軽井沢駅前にある老舗そば店。もともとは中山道・沓掛宿の旅籠兼飯屋だったという。人気はボリュームたっぷりの大天ざる(1,650円)。けんちん汁や山菜、とろろなどと組み合わせたセットメニューも豊富に用意。●9:00-20:00/木曜定休/0267-45-5208

アクセスガイド

碓氷峠に最も近い上信越自動車道の松井田妙義ICから峠までは約20kmの道のり。長野方面からアプローチする場合は、碓氷軽井沢I Cが最寄り(インターから軽井沢駅前までは約10km)だが、その手前の佐久ICで降り、浅間山や追分宿などを見ながら走るのもおすすめだ。

峠まで184ものタイトコーナーが延々と続く国道18号の旧道。

軽井沢宿の西隣、追分宿は中山道と北国街道の分岐点。ここには小説『風立ちぬ』の作者、堀辰雄の文学記念館もある。

横川駅正面にあるおぎのや本店。昔の雰囲気を味わうなら、国道沿いのドライブインよりこちらがおすすめ。

かつての東山道は、上信越自動車道や碓氷バイパスのあたりを通っていたと考えられている。横川SAの北にある自然公園『山吹の郷』も通過点のひとつとされ、毎年5月には防人の行進を再現する『東山道古代まつり』を開催。

掲載データなどは2016年7月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。

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