両車、ドイツ系メーカーとは別物のすばらしいシャシー性能を発揮 MASERATI QUATTROPORTE S ●操縦安定性:★★★★☆ ●平均通過速度:74.39km/h(2回平均) やはりクアトロポルテはスポーツカーのDNAを持っていた。ステアリングは非常にクイックで、舵の効きは満足できるが、少し不思議な感じがした。というのは、フルサイズのサルーンを操縦していることをすっかりと忘れてしまうほど、走りがスポーティだったからだ。車線変更はまるでワープしたように、なんのためらいもなくススッと完了。特にESPが「ガツン」と強く介入するわけではなく、シャシーの基本性能で難なくこなしてしまった感じなのだ。同様に元のレーンに戻る時も、苦労はない。冒頭にプラットホームに古さを感じると表現したことは取り消したくなった。 全文を読む ≫ 次ページ : CT6のダブルレーンチェンジは見事のひとこと 123 リポート:清水和夫 フォト:篠原晃一 ル・ボラン 2017年9月号より転載