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これが未来の理想的シトロエン? 「19_19コンセプト」がデビュー

航空機やヘリコプターからスタイリングのヒントを得た次世代の都市モビリティ

5月13日、シトロエンは近未来の自動運転を視野に入れた次世代モビリティのEVコンセプト「シトロエン19_19(ナインティーン_ナインティーン)コンセプト」を発表。5月16日にパリで開催されるイベントで初披露する。

このコンセプトモデルは、「常にもっと」が求められる世の中で、もっと自由に動きたいというユーザーのニーズに応えるもの。将来を見据えた制約のないモビリティのビジョンを示す、シトロエンの提案である。

ボディサイズは全長4655×全幅2240×全高1600mmで、ホイールベースは3100mm。スタイリングは航空機やヘリコプターの透明なバブル形状のフォルムからヒントを得ている。大径のタイヤ&ホイールがボディの四隅に配置され、ロングホイールベースによって広い空間が確保されたキャビンは、4つの車輪の上に浮かぶように配置されているのが特徴。ルーフの後部に配置された二つの垂直尾翼にはレーザーが内蔵されている。

前後アクスルにはそれぞれにモーターが搭載され4輪を駆動。モーターは合計で456ps/800Nmを発揮する。0-100km/h加速を5秒でこなし、200kmhの最高速度をマークする一方で、800km(WLTPモード)の航続距離を実現しているという。

大径タイヤはグッドイヤーと共同開発されたもの。直径は930mmで、サイズは255/30R30という特殊なサイズとなっている。組み合わせるホイールも独特で、シトロエンの100周年記念ロゴを表示するセンターキャップは、ホイールが回転しているときも水平を保つ。

サスペンションは100年にわたってシトロエンが培ってきた技術を導入。新型「C5エアクロス(日本未導入)」にも採用されたプログレッシブハイドローリックサスペンションを搭載。「魔法の絨毯」に乗っているかのような乗り心地を実現している。

観音開きのドアを開けて乗り込むキャビンは、リビングルームのイメージをクルマに落とし込んだもの。各シートはそれぞれに独自のデザインが用いられており、さまざまな素材を組みわせることによって、快適にくつろげる空間が演出されている。

将来の自動運転を見据えているので、ステアリングホイールは必要に応じてダッシュボードの奥に引っ込められる。車両にはパーソナルアシスタントシステムが搭載され、選択した運転モードに応じてインパネのレイアウトが変化する。

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