ボディ剛性と電子デバイス、タイヤの性能が大きく影響
テスト全体を通して、レジェンドの健闘が目立った。その運動性能は確実に進化していたし、ミシュラン製タイヤの優れたウェット性能を含め、モーターベクタリングの効力が大きく、先代モデルよりもかなり洗練度が増した印象だ。
一方のLS500hは、最上級車としてのラグジャリー性とスポーツ性のバランスに苦労した感じが見て取れた。トランクスペースの関係でランフラットタイヤを履くこともあり、ウェット性能が物足りなかったのは残念だ。また車両重量に対するステアリング系のダイレクト感も希薄で、退屈な高級サルーンからの脱皮を狙ったが、結果はもう一歩だった。
RESULT
ラグジャリー性とスポーツ性を両立したレジェンドが大健闘
●レクサス LS500h F Sport:14.5/20点
●ホンダ・レジェンド Hybrid EX:16/20点