最新版の「MQBプラットフォーム」を採用して大幅な軽量化も達成!
現在、アウディは次期「A3」および「S3」の“最終仕上げ”に入っているが、そのハイエンドモデルとなる「RS3」のプロトタイプがカメラに捉えられた。
ニュルブルクリンクに現れたテスト車両は開発の初期段階で、現行モデルの皮を被った状態。しかし、よく見ると前後のフェンダーが大幅に拡張。現行モデルとはトレッドが異なることは明らかだ。この次期RS3は次期A3やS3と同様、最新の「MQBプラットフォーム」を採用し、およそ100kgの軽量化や剛性アップが見込まれるほか、ホイールベースが延長されて居住性も向上しているはず。また、エクステリアではフロントにワイドグリルを装備。現行モデルよりスラントを大きくしたリヤウインドーなどえスポーティなルックスも特徴となる。
ベースモデルのパワーユニットは、1L直列3気筒ガソリンターボをはじめ1.5L直列4気筒や2L直列4気筒などがラインアップされる模様。S3用2Lの最高出力は320㎰と予想されているが、RS3には現行型と同じく2.5L直列5気筒ターボを搭載。しかし、次期型ではアップデートされて最高出力は420㎰にまで引き上げられているという。つまりメルセデスAMGの「A45」ともども、欧州Cセグメント級の高性能ハッチは400㎰オーバーの時代に突入するわけだ。
気になるデビュー時期だが、アウディは9月のフランクフルト・ショーで新型A3を初公開。2020年秋にS3を投入すると予想されているだけにRS3のお披露目はS3以降となるだろう。