フォルクスワーゲンが自動運転プラットフォーム開発企業「アルゴAI」に出資
7月12日、フォルクスワーゲングループとフォードは米ニューヨークで共同記者会見を開き、電気自動車や自動運転の分野でグローバルな提携を結んだことを発表した。
写真左からフォルクスワーゲングループのDr.ヘルベルト・ディースCEOとフォード・モーター・カンパニーのジム・ハケット社長兼CEO
両社は2018年6月に小型商用車を共同開発する戦略的パートナーシップを締結しているが、今回の提携では、電気自動車や将来の自動運転の分野でグローバルに提携を拡大するものだ。
写真中央はアルゴAIのブライアン・セールスキーCEO
今回の提携では、フォードが出資する米国の自動運転プラットフォーム開発企業の「アルゴAI」にフォルクスワーゲングループが出資したほか、フォルクスワーゲングループの次世代電気自動車アーキテクチャー「MEB(モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリックス)」を使用したフォード車が2023年までに少なくとも1台、欧州市場向けに製造されることが明らかとなった。
今年9月に正式発表されるフォルクスワーゲンの新世代EV「ID.3」は次世代電気自動車アーキテクチャー「MEB」を採用
さらに両社は2022年以降、特定の世界市場で商用バンとミディアムピックアップを共同開発する計画も発表した。