清水和夫のDST

挙動を乱すことなくステルヴィオ、マカン共に安定感のあるダイナミクスを披露した結果は!?【清水和夫のDST】#96-4/4

リアサスペンションの収斂性が優れているのでレーンチェンジは忍者のごとく

ALFA ROMEO STELVIO FIRST EDITION

●操縦安定性:★★★★☆
●平均通過速度:72.65km/h(2回平均)

ダブルレーンチェンジは1秒以内で生じる俊敏性と収斂性の挙動バランスが問われるテストであるため、背が高いSUVはやや苦手な種目だ。しかしそこはアルファ・ロメオ。ステルヴィオにも走りの血統が受け継がれており、クシャミしただけで隣のレーンに移動するほどステアリングフィールは敏感。だから、一発目のレーンチェンジは忍者のごとく、あっという間に隣のレーンに移動する。リアサスペンションの収斂性が優れているので、その後も挙動を乱すことはなく、終始高い安定感を発揮。ESCはガツガツと作動するわけではなく、制御は最小限にとどめており、そのさじ加減は見事である。

リポート:清水和夫/K.Shimizu フォト:篠原晃一/K.Shinohara ル・ボラン 2019年2月号より転載

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