弟分の「GLB35」は年内、「GLB45」は2020年デビューか?
ベースモデルが発表されて間もない「メルセデス・ベンツGLB」の頂点に位置付けられる「メルセデスAMG GLB 45」の開発車両が、これまでで最もカモフラージュが軽度な状態で捕捉された。
GLBは、「GLA」と「GLC」の間に新設定されたSUVモデル。しかし、3列シートを設定することと比較的スクエアなスタイリングが持ち味で、近年のメルセデスでは「Gクラス」に近いオフローダーテイストが強いSUVといえる。今回キャッチしたプロトタイプは、ベースモデルと同じグラフィックを持つヘッドライト、ドアパネル、リヤクォーターウインドー、テールライトが完全に露出しているが専用形状のサイドシルが確認。
カモフラージュされたフロントエンドには、大型のコーナーエアインテークや近年のAMGモデルらしく「パナメリカーナ」グリルが装着。一方、エキゾーストパイプはダミーが装着されていたが、市販バージョンでは左右2本出しのアグレッシブな形状となるはずだ。
また、ベースモデルよりローダウンされているとおぼしき開発車両には、以前確認された開発車両とは異なるホイールを装着。タイヤはミシュラン・パイロットスポーツ3を組み合わせていたが、ブレーキやサスペンションは当然AMGモデルに相応しい強化されたものが装備されているはずだ。
搭載するパワーユニットは、すでにデビューしている一連の“45”モデルと同じく量産2L最強の4気筒ターボが搭載。先にデビューするであろうエントリー版AMGのである「GLB35」の302psに対し、GLB 45の最高出力は389psまで高められるという。当然、動力性能はSUVとしては一線級で0-100km/h加速は5秒の壁を超えてくるはずだ。その一方、「A45」などに採用される走行モードの「ドリフトモード」が搭載されるかは不透明な状態だ。そのワールドプレミアだが、GLB 35が2019年内。GLB 45は2020年以降が有力とされている。