開発はドイツの老舗チューナー、「アプト」が担当!
すでにベースの「A5シリーズ」のアップデートを済ませ、現在はその頂点となる「RS」を開発中のアウディ。しかし今回、それをさらに高性能化したモデルとなる次期「RS5 R」を開発していることが明らかになった。
「RS5 R」は、ドイツの老舗チューナーである「ABT(アプト)」が「A5」をベースに発売した最強モデル。いまやハウスチューナーであるメルセデスAMGやBMW M社の開発車両がスクープされることは珍しくないが、アプトのようなサードパーティ(モータースポーツでの繋がりは深くなっているが)製の開発車両がキャッチされるのは珍しい。そもそもサードパーティが本家の新型車に合わせてチューニング仕様を開発すること自体が珍しいが、それはアウディがRSモデルに力を入れていることの証拠ともいえそうだ。
ニュルブルクリンクで捕捉された開発車両はボディをローダウン。オリジナル形状と思われるリップスポイラーやグリル、コーナーエアインテーク、リヤスポイラーを装備。さらに、通気口を備える「ABTエアロパック」フロントホイールハウスなどが再設計されるなど、RS5を超えるアグレッシブなエクステリアに仕上げられている模様だ。
注目のパワーユニットは、「RS5」に搭載されている2.9L V型6気筒ツインターボがベース。それに独自のチューニングを施し、最高出力はベースユニット比でプラス80psの530psに。最大トルクは600Nmからプラス80Nmの680Nmへと向上。その結果、0-100km/h加速は3.9秒から3.6秒に短縮されているという。