Touring Car Racing 1958-2018
1958年にイギリス・サルーンカー世界選手権として始まった現ブリティッシュ・ツーリングカー選手権(通称B.T.C.C)の歴史を、黎明期から2018年まで完全網羅した写真資料集である本書。
当初はコルティナ、エスコート、アングリア、ミニと行った英国車が中心のラインナップで開始されたB.T.C.Cも、アメリカ車の代表格マスタングやカマロといった大馬力ポニーカーが躍進する時代へ移行していった。B.T.C.Cが人々に広く知られ、魅力あるレースとなっていったのは1980年代後半からといっても過言ではなく、シエラ黄金時代、日本車勢の介入、度重なるレギュレーションの変更など、低コストな車両で参加できる熾烈なバトルが繰り広げられるようになってからだともいえるだろう。
本編は年毎に区分けされ、象徴的なシーンやドライバー紹介、レースリポートなど、当時の写真をふんだんに使用し分かり易く解説。また、巻末にはリザルトも掲載されており、永続的に末長く手元に置いておきたい見応えある作品に仕上がっている。
Touring Car Racing 1958-2018
12,320円 (税込)
Matt James(著)
EVRO
ハードカバー/W240×H285/モノクロ・カラー/英語/392p