厳しい条件を想定した独自の試験基準を貫く
コーナリング時の変形量を見極める「キャンバー剛性理論」
強大な負荷がかかってもホイール本来の形状を保ち、不可解な形状変化をもたらさないこと。そのためにレイズが注目する一要素がキャンバー剛性理論だ。強大なコーナリングフォースがかかった状態を解析して変形量を吟味する。近年ではコンピュータによる解析のみならず、実際の変形量を製品でテストするR3シミュレーターを導入。タイヤを組んだホイールに上方向から負荷をかけ、さらに圧着した路面をスラストさせる試験だ。その際に生じる各部位の変形量を緻密に計測することを可能とした。理論と実践の双方を大切にするレイズらしい研究開発体制だ。HYUGAシリーズに採用されたRCF&リバースリムはこうした研究開発をバックボーンにして生まれた。
JWLを遥かに上回る独自基準“JWL+R”で安全性を約束する
レイズが独自に設定するJWL+R。半径方向負荷耐久試験はJWLに規定される50万回転に対して80万回転、回転曲げ疲労試験は10万回転に対して15万回転、13度衝撃試験は落下高さを230mmから255mmへと高めた。さらにレイズ独自の試験として、タイヤに1トンの錘を100mmの高さから落下させて衝撃を加える90度衝撃試験(写真右)。また、1トンの錘を13mmの高さから落下させた後、50万回転の半径方向負荷耐久試験(写真上)も盛り込まれる。衝撃で破損しないことはもちろん、万が一の際にも変形量を極小にして安全性を約束する。
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