「痒いところに手が届く」心憎い配慮や工夫
JB64の「原点回帰」のフォルムを損なうことなく、それでいて決める所はしっかり決め、ポテンシャルを引き出す。そんな「スタンダード・カスタム」という表現がしっくりくるデモカーを披露してくれたのは、ジムニー関連を中心に自社工場で生産するオリジナルパーツをメインに販売する北海道・小樽市のJ-UPカンパニーだ。
![](https://carsmeet.jp/wp-content/uploads/2020/04/3-2-1024x683.jpg)
フロントバンパーは同形状のフォグなしタイプもあるので、グレード問わずすべてのJB64に装着可能だ。
JB64のカスタムパーツも着々と開発し続けておりその数は豊富。紹介するデモカーの3インチアップの足回りを構成するパーツ類も、自社生産オリジナルが中心となっている。
![](https://carsmeet.jp/wp-content/uploads/2020/04/1-2-1024x683.jpg)
中央部にダクトを施した立体感のあるデザインのオリジナルFRP製リアバンパー。ダクト内はメッシュ付き。
それらのパーツを吟味していくと、デザインにせよ機能面にせよ心憎い配慮や工夫が施されるものが多い。例えばバンパーに施されているアルミのメッシュ。このワンポイントが入るだけでマスクにぐんと立体感が生まれる。
![](https://carsmeet.jp/wp-content/uploads/2020/04/2-2-1024x683.jpg)
独自のシルバーで仕上げたMOMROE SAMURAIと3インチリフトアップコイル共にJ-upオリジナル。
ステンレスのスキッドパネルと組み合わせると、キネティックイエローのボディカラーと相まって、より精悍な面構えになる。バンパーとスキッドパネル(スチール製限定)は購入者の希望に応じて塗装してからの出荷にも対応する。
![](https://carsmeet.jp/wp-content/uploads/2020/04/4-2-1024x683.jpg)
2~3インチアップに対応するよう独自設計のロングブレーキホース。まさに痒いところにに手が届く逸品だ。
そのほか、サイズに余裕を持たせたロングブレーキホース、LEDライトの光軸調整センサーの機能を維持できるハイトセンター延長ステーなど、リフトアップすることで生じてしまう不具合をフォローしてくれる「痒いところに手が届く」パーツ1つひとつも非常に魅力的だ。
![](https://carsmeet.jp/wp-content/uploads/2020/04/5-2-1024x683.jpg)
この小さなステーがあれば、LEDライトの自動光軸調整センサーの機能をリフトアップした後も維持できる。
タイヤはトーヨー・オープンカントリーMTで、サイズは195。もう少しサイズアップもできそうだが、荒らくれた道での走りを想定してチョイス。タイヤだけでなく、各所にさらなるカスタムの余地をあえて残しているのが、まさにスタンダード。このままでも、さらに「攻め」て乗ることもできるJB64のモデルケースと言える。
![](https://carsmeet.jp/wp-content/uploads/2020/04/6-2-1024x683.jpg)
コイルやショックの他調整式ラテラルロッド等、J-upオリジナルパーツで構成される足回り。