ワールドプレミアはベースモデルとなる新型「Sクラス」の1年後?
新型「メルセデス・ベンツSクラス」、あるいは新型「メルセデス・マイバッハSクラス」のプロトタイプはすでに何度もキャッチされているが、今回の開発車両はこれまでとは別物。目撃者の情報によれば、新型「Sクラス」の別バージョンだという。
いわく、一見すると新型Sクラスのプロトタイプと変わらないがフロントガラスとサイドウインドーには暗い輪郭と厚みを確認。現地の情報によれば、この開発車両は政治家、王族など世界のVIP向けに開発されている装甲バージョンのSクラス「ガード」だという。
そのウインドー回りはすべて防弾ガラス仕様で、VR10弾道保護レベルを確保。フロアには、爆発物からキャビンを守る持つ下部装甲が追加されている。タイヤも「ミシュランPAXランフラット」が装着され、仮にタイヤが損傷した場合でも最大30km(19マイル)の走行が可能だ。
メルセデスのガード仕様は、これまでにも2014年の「S600」や2018年の「マイバッハS650プルマン・ガード」などが発売されているが、新しい「W223」世代のSクラスにもラインアップされることが確実、というわけだ。そのパワーユニットは、大幅な重量増に対応するべく標準的なSクラスではドロップする6LのV12気筒が搭載される予定。そのデビュー時期だが、2020年内となる新型Sクラスから遅れること1年となる2021年が最短だという。