フロント回りはイメージが一新? インフォテインメント系も最新バージョンに
マセラティのフラッグシップセダン、「クアトロポルテ」のアップデート版と思われる開発車両がカメラに捉えられた。
「4」を意味するクアトロと「扉」を意味するポルテを組み合わせ、4ドアを意味するネーミングとなったクアトロポルテは、初代が1963年にデビューしているマセラティ伝統のモデル。6代目となる現行型は2013年1月のデトロイト・ショーで発表、2017年にはマイナーチェンジされたが登場してすでに7年。フルモデルチェンジされても不思議はないタイミングだが、その前に最後の大幅アップデートとなるようだ。
今回捉えた開発車両は、フロント回りを厳重にカモフラージュ。このことから、デザインが大幅に変わる可能性がある。情報によれば、バンパーやグリルがリデザインされるほかヘッドライトのグラフィックも一新。開発車両はトランクリッドのエンブレム(Quattroporteのはず)を除き、ほぼノーガードだったがテールライトやリヤバンパーの形状もリフレッシュされるだろう。
撮影こそ叶わなかったが、キャビン内はインフォテイメントシステムをアップデート。ウッドやカーボンといったトリム類も手直しを受ける模様。一方、3LのV6ガソリン&ディーゼルターボ、3.8L Ⅴ8ターボというエンジンのラインアップは変わらない。次期型ではピュアEV化されるとの噂もあるクアトロポルテだけに、内燃機関の変更は見送られるようだ。
マセラティでは2021年に「レヴァンテ」、「ギブリ」、「クアトロポルテ」を一気にフルモデルチェンジする予定だったが、スケジュールは2023年へと遅延。そこで、今回のテコ入れは2020年から2021年にかけて実施されるという。