改良版「マカン」ではインテリアが最新ポルシェらしい仕立てに!
ポルシェのミドルSUV、「マカン」のアップデート版と思われるプロトタイプがキャッチされた。現行マカンはポルシェ躍進の原動力となった「カイエン」の弟分として2014年に登場。2016年には「PCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネジメント)」システムやフルLEDヘッドライトのオプションの設定、新設計されたステアリングコントローラーなどを追加して改良。2018年にはアップデートされたシャシーやエンジンラインアップの見直しに代表される2度目の改良も受けているが、ピュアEV化される新型登場の前に3回目、現行型では最後のアップデートが実施されるわけだ。
キャッチされた開発車両は、すでにカモフラージュが軽度な状態。フロント回りでは、新設計されたグリルやエアインテークは確認できる。また、リヤに目を向けると現行マカンよりアグレッシブな形状となったディフューザーのほか、ナンパ―プレートのマウント回りもリデザインされると判断できる状態であることがわかる。
一方、インテリアではセンターコンソールにある無数のボタンがタッチセンサー式コントローラーに置き換えられていることが判明。インパネ中央の大型ディスプレイも、表示レイアウトなどがアップデートされるようだ。また、細かい部分ではステアリングもマイナーチェンジ版「パナメーラ」に似た形状が与えられる模様だ。
搭載するパワーユニットについては現行モデルのラインアップをキャリーオーバー。さすがに2018年のような刷新はないようだ。この最終仕様と思われるアップデート版マカンは、2021年の初頭にデビュー。アウディと共同開発された「PPE」(Premium Platform Electric)アーキテクチャーを採用する次期マカンEVは、2021年後半から2022年にデビューすると噂されている。