Porsche 993 – 25 Years 1994-2019
1989年、次世代911を視野にショーカー「パナメリカーナ」で試されたアイディアの数々は、傾斜したライトやスムーズで均整の取れたボディライン始め、新型車に多くの進歩をもたらした。その車は993型と呼ばれ、革新的新車開発に偏る当時の社内では脇役に過ぎなかったが、911らしいスポーツカーの流儀を守り通したことで、正しい道筋を示し、結果として社の窮地を救う成功作にもなったのだった――。
本書はポルシェ911の第4世代、993の登場後25年を記念して作られた本格資料集です。1994年登場のカレラクーペとカブリオレからタルガやRS、その4駆とターボモデル、1台しか作られなかった限定モデルやGT2R、カップカーなど競技車両までの全車種について、誕生経緯と諸元データ、現在の相場情報などに加え、オリジナルの写真とインタビューから仔細紹介する。
社運を賭けた4ドアセダン989や始まっていた水冷車開発、日本発の「カイゼン」など当時の取り組みも含めファンから格別愛されるモデルの真実を語る、手にすべき資料集だ。
Porsche 993 – 25 Years 1994-2019
25,190円(税込)
著者など:Andreas Gabriel(著)
出版社:Berlin Motor Books
ハードカバー・スリーブケース入り/W263×H305/カラー・モノクロ/358P/英独語併記/1998冊の世界限定生産品
お問い合わせ:代官山蔦屋書店