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FUN! II GOLF この素晴らしいVWゴルフIIをもう一度 Part.2【VW GOLF FAN Vol.10】

阪神ブレーキ工業のサポートを受ける

10月の半ば。具体的な作業に入る。小林さんは予め部品の手配を進め、すべてを揃えて作業を済ませてしまおうというのだ。

(左上)ディストリビューターはキャップ、ローターとも、交換する。確実な点火を求めるなら、当然のことである。(右上)外してみて初めて、そのひどい状況が分かった。キャップもオイルまみれとなっていたのである。(下)ディスビをセットする。ローター、キャップとも、そう高くはない部品。定期的な交換が望ましいという。

その部品の手配の過程で、小林さんがブレーキ関連の全面的なサポートを受けたのが、普段からつきあいのある阪神ブレーキ工業だという。ローターの研磨をはじめとして、スリット加工、さらにはコーティングという作業、そしてパッドまでも提供してもらうことになったそうだ。小林さんが個人的にではあるが、古いGTIを復活させようとしていることを知り、協力を申し出てくれたようなのだ。ちなみに、そのパッドは同社オリジナルの“ミューメント”という輸入車向けのもの。ブレーキダストの少なさがセールスポイントという。

(左上)リア側のトレーリングアームの内側に隠れたブレーキホース。ひび割れは発生していなかったが。(右上)フロント側はまさに要交換の時期。ひび割れが発生していたのだ。このまま使用し続けると……。(下)ブレーキホースも、前後バッチリ交換する。慎重に交換作業を行なうのは、梅原メカニックだ。

本誌も、ささやかながら協力させていただいた。サスペンションとタイヤ&ホイールを小林さんにレンタルしたのである。
「サスは、そうやなあ、ノーマルはあらへんし、このBTSも減衰抜けてるし、どっからか借りとこか? ホイールも純正、探さんな。昔のBBSの15インチあたりがあったらエエけど……」
と、小林さんにいわれてしまったら、仕方ないではないか。

エンジン関連の作業が終了し、エンジンをエンジンルームに戻す。エンジン脱着は大きな作業ではあるが、今回の一連の作業の効率を考えればやはり正解。

VW GOLF FAN Vol.10から転載
CARSMEET web編集部

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