Dodge Viper-The full story of the World’s first V10 sports car
クライスラー社の主要ブランドのひとつ「ダッジ」が製造したスパルタンな2シータースポーツカー、バイパーの歴史を収めた写真資料集。
自動車開発にコストカットばかりが求められた1980年代終盤、クライスラー社の技術上位の伝統とマッスルカーの栄光を蘇らせ、コブラに匹敵する同社のシンボルとすべく精鋭技術者により開発された試作車は、ファンの熱烈な支持を得て、唯一無二の高性能スポーツカーとして力強い歴史を路上に刻んだ。
本書ではその各世代や、ACR、TA等よりハイパフォーマンスなパッケージの開発経緯含む詳細と、トラック用V8ヘミをルーツにした、ランボルギーニやハイニーマーダー、チームバイパーの間で行われた要のV10エンジン開発ストーリーまで、派生車種と2017年の最終モデルまでを網羅している。
世代ごとの情報整理やモータースポーツ活動の詳細には若干不足も有りますが、バイパーの全史をまとめた書籍は珍しく、コンパクトサイズの中に充分な情報量と今にも噛み付かんとする「毒蛇」のスタイリングを満喫できる、希少な書籍となっている。
Dodge Viper – The full story of the World’s first V10 sports car
3,487円(税込)
著者:David Zatz
出版社:Veloce Publishing
ハードカバー/W214×H258/カラー・モノクロ/136p/英語
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