「Sクラス」の最新世代と共有される「MRA-2」プラットフォームを採用
メルセデスベンツは現在、新たにラインアップに加わる「CLE」クラスを開発していると思われるが、その市販型予想CGを入手した。
メルセデスベンツは昨年、「Cクラス」と「Eクラス」に設定されているクーペとカブリオレの廃止を示唆していたが、完全に排除するわけではなく、新たに「CLE」クラスが誕生する。
既にコンバーチブルバージョンのプロトタイプを捉えているが、市販型では、「Cクラス」、及び「Sクラス」の最新世代と共有される、同社の「MRA-2」プラットフォームに乗り、CクラスとEクラスに設定されている「クーペ」と「コンバーチブル」に置き換えるように設定される。
協力してくれたのはロシアの自動車サイト「KOLESA.RU」。生スパイショットではコンバーチブルバージョンですが、予想CGではクーペが描かれている。ヘッドライトはスリムながら丸みを持たせ、これまでのラインアップには見られない新設計のデザインとなっている。サイドには、キックアップし躍動感のあるキャラクターを設置、グラマラスなリアフェンダーへと続いている。また前輪と後輪の位置が異なることから四輪蛇行システムが搭載されているようだ。
後部では、「CLS」よりさらにスリムなLEDテールライト、コンパクトなダックテールスポイラー、デュアルエキゾーストパイプが装備されているのがわかる。
CLEは「C」と「E」の間に設定され、ラインアップでは「CLA」と「CLS」の間に位置する。現段階でクーペ/コンバーチブル以外のボディスタイルは考慮されていないが、ライバルとなるアウディ「A5」やBMW「4シリーズ」には、クーペとコンバーチブルだけでなく、アウディは「スポーツバック」、BMWが「グランクーペ」と4ドアクーペが存在しており、メルセデスベンツもCLEでこれに対抗する可能性がある。
CLEクラスは2022年内に欧州で発売予定だが、日本市場への導入にも注目したいところだ。