キャビン内には最新のインフォテイメントも装備
BMWは現在、『M3』のハイパフォーマンス版となる『M3 CS』を開発しているが、その最新プロトタイプを捉えるとともに、その内部に迫った。
BMW高性能部門「M」は今年複数のモデルを発売予定だが、その1台とみられるのが「M3 CS」だ。ニュルブルクリンクサーキット周辺で駐車中を捉えたプロトタイプの横には同じく開発中の『M4 CSL』が並んでいる。
ご覧のとおり、2台はフロントエンドデザインを共有し、専用の巨大グリル、専用のヘッドライト、ほぼすべての吸気口、スポーティなカーボンファイバースポイラー、垂直エアカーテンなどが確認できる。
後部ではカモフラージュがほとんどなく、アグレッシブなディフューザー、クワッドエキゾーストパイプなどが見てとれる。
キャビン内では、最新の「iDrive8」インフォテイメントソフトウェアとダッシュマウントディスプレイスクリーンを配置。リアクォーターウィンドウは、そこに何かを隠していることを示唆しているが、後部座席にヘッドレストを備えているようにも見え、当初噂されていた2シーターはオプション設定となる可能性もありそうだ。
心臓部には、3.0L直列6気筒ツインターボガソリンエンジンを搭載、オートマチックギアボックスと組み合わされ、最高出力は540ps発揮、全輪駆動「M xDrive」システムを備えるはずだ。
最新の情報によると、M3 CS新型は2023年3月に生産を開始、11ヶ月間稼働するという。ワールドプレミアの時期は不明だが、生産開始直前と予想される。