フロントグリルも拡大されドアハンドルはポップアップ式を採用
メルセデスベンツは現在、主力モデル『Eクラス』次世代型の開発に着手しているが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。
ニュルブルクリンク高速テストに出現した開発車両は、開発序盤のため厳重なカモフラージュがなされている。しかし、下部に拡大されたグリルを装備、新設計されたヘッドライト上部にはLEDデイタイムランニングライトのストリップが走っているほか、アンダーには湾曲したLEDを確認、メインランプに丸みを帯びたイメージを与えている。
側面では、各ドアに角度のついたキャラクターラインが見てとれる。またドアハンドルは最新のSクラスのようにポップアップ式を採用、ノーズは現行型より長く見え、Eクラスセダンに滑らかな印象を与えているほか、短いリアデッキも確認できる。足回りにはダークフィニッシュのマルチスポークホイールが装着されているが、また最終コンポーネントではないだろう。
後部には排気管が見えないが、おそらく内部に隠しているはずだ。キャビン内は、『Cクラス』と『Sクラス』新型の影響を大きく受けると予想され、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、縦型のインフォテインメントシステムを装備。後者のサイズは断定できないが、Cクラスでは9.5インチと11.9インチのディスプレイを搭載、Sクラスでは12.8インチが搭載されており、Eクラスでも同サイズとなる可能性がある。
パワートレインは、最高出力258ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0L直列4気筒ターボチャージャーエンジン、および最高出力320ps、最大トルク520Nmを発揮する3.0L直列6気筒ターボチャージャーエンジンの改良バージョンを搭載。プラグインハイブリッドも設定されるだろう。
Eクラグ次世代型のワールドプレミアは、2023年後半、あるいは2024年前半と予想されており、ほぼ同時に市場にでるBMW「5シリーズ」やポルシェ「パナメーラ次世代型と戦うことになる。