「毎日1テーマずつ読めば、1か月後に所さんみたいな思考になれる！」
「所ジョージの世田谷ベース」50号目は雑誌『Daytona』で6年以上連載を続けてきた「トコロ辞典」の膨大なアーカイブを再編集し、一冊にまとめた完全保存版です。ひとつのテーマは約5分で読みきれるので、毎日1テーマずつ読み進んでいけば、おおよそ1か月で完全読破。翌月には、所さんみたいな思考回路に近づいてしまい、楽しくてしょうがない毎日がやってきてしまうというコンセプトで制作、ここではその一部をチラ見してみましょう。
じっ‐しつ【実質】
物事の中身・本質。「名目は変わったが―は従来と変わりない」大辞林参照
トコロ辞典的「実質」の解釈
情報や形容に惑わされないように注意が必要。他人に結果を委ねると実質は薄まっていく。最終的な結果ではなく、そこに至る道のりこそが実質である。世間はなかなか評価してくれないモノ。
■実質な暮らしとは？
この前、天気が良かった日に子どもを連れて家族で川遊びしよう！ となりまして、近郊の川遊び場に行ったのですけど、まあ駐車場は満車だわ、人は大勢いるわで、とてものんびりと過ごせる環境ではありませんでした。「ほかのところ探そうよ！」と私が提案しまして、あてもなく探したら偶然、人がまったくいなくて、子どもでも安全な川遊び場を見つけることができて、とても楽しく過ごせました。こういうのが「実質な暮らし」だと私は思います。
とはいえ、今回はたまたま良い場所がありましたが、見つからない場合だってあります。見つけたけど子供向きの流れじゃない、などリスクも有るわけです。「お父さん失敗しちゃったなー」、そんな家族の不満をひしひしと感じた時はどうするか？ 元々行こうとしていた場所に帰るか？ 帰りにちょっといいレストラン行こうか？ ではダメです。「わかりましたよ、子ども用の池を掘ればいいんでしょ！」と、その場で池を掘るのが正しい。
無理だと思わず、自分の経験や知識・体力を総動員して、見つからなかった失敗をその場で挽回する、コレが実質。普通に人だらけの川遊び場に行くなら60点。ほかの場所を探して見つからなかったので0点。でも池を掘ったら100点ですよ。川遊びの思い出にはならなかったけど、遊び場探したけど無かった、でもお父さんと池を掘った！ という0点と100点が共存する素晴らしい家族の思い出になるのです。お父さんにとっては、土木の思い出になりますけどね。
「実質で暮らす」とは、情報や形容で生きるのでは無いということです。みんなが美味しいと言っているから食べる、雑誌に載っていたから行く、というのではなく、自分が美味しそうだと思うから行く、自分が楽しそうと思う場所に行く。みんなが尖った靴を履いているから買う、のではなくて自分が尖った靴がかっこいいと思うので買う、が正しい。ニット帽が流行っているので、今時ニット帽を被るって……夏だよ？
【写真7枚】『所ジョージの世田谷ベース vol.50』をチラ見！
所さん的「実質」の続きは、所ジョージの世田谷ベース vol.50をご覧ください！
所ジョージの世田谷ベース vol.50
定価：1,020円
本誌購入は以下より
https://amzn.to/3b9WGBa
世田谷ベースステッカー付き！
・掲載テーマ
あいそ【愛想】
あつ‐くるし・い【暑苦しい】
いそがし・い 【忙しい】
おとしあな【落とし穴】
おも‐しろ・い【面白い】
おもい‐つ・く【思い付く】
おんきせ‐がまし・い【恩着せがましい】
かた‐づ・ける【片付ける】
かんが・える【考える・勘える】
き‐しょう‐てん‐けつ【起承転結】
クリエーティブ【creative】
クレーム【claim】
けっ‐こん【結婚】
けん‐ぜん【健全】
こ‐せい【個性】
ころばぬさきのつえ【転ばぬ先の杖】
し‐あわせ【幸せ・仕合（わ）せ】
じっ‐しつ【実質】
しっ‐ぱい【失敗】
じょう‐ほう【情報】
そうぞう‐りょく【想像力】
ちゃく‐ち‐ てん【着地点】
て‐ま【手間】
てい‐ へん 【底辺】
てん‐ごく【天国】
ととの・う【整う】
のり‐しろ【糊代】
ヒーロー【hero】
ひにちじょう（せい）【非日常（性）】
ひょう‐げん【表現】
べん‐り【便利】
まと‐はずれ【的外れ】
まん‐ぞく【満足】
め‐くじら【目くじら】
メリット【merit】
やくにたつ【役に立つ】
やり‐なお‐す【やり直す】
よ‐ゆう【余裕】
ルール【rule】
わ・る【割る】
