ニュル最速SUVを狙う!
ランボルギーニは現在、クロスオーバーSUV『ウルス』ハイエンドモデルとなるプラグインハイブリッドバージョン開発の最終段階に差し掛かっているが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。
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現行型となる初代ウルスは、2018年に発売。昨年は初の大幅改良が執行されたが、いよいよ「本丸」となる最強プラグインハイブリッドモデルが導入される。これまでなんどもプロトタイプを捉えてきたが、今回はこれまででもっとも最終デザインが明らかになっている。
北欧で撮影されたプロトタイプのフロントエンドには、複雑に分割され、複数の縦スラットが配置されているエアインテークが確認できる。またボンネットには謎のバルジらしきものや、夜間用ライトバーが設置されているが、これらは最終的には装備されない。
最も注目すべきはヘッドライトで、最終形状が初めて露出、現行型よりスリムになり、新しいLEDも備えている。しかし、現行モデルにあるLEDデイタイムランニングライトはなく、今後最終調整がなされる可能性もありそうだ。そのほか、「ウルスS」や「ウルス ペルフォルマンテ」のような、ボンネットのエアインテークも装備していないようだ。
さらにハイブリッドシステムに必要な余分なスペースに対応するために、フロントエンドにわずかに長いボンネットを備えているのも特徴だ。また今回画像はないが、ボディ右側には電気充電用のセカンドフュエールポートを配置、プラグインハイブリッドであることがわかる。後部でも変更が与えられ、新設計のディフューザーを装備、リアスポイラーも新設計されている。
パワートレインは、ほぼ確定情報として、ポルシェ『パナメーラ ターボS E-ハイブリッド』から流用されることがわかっている。4.0L V型8気筒ツインターボ「LK5」エンジン+電気モーターのハイブリットを搭載、最高出力は808psを発揮し、世界最強SUVと謳われるアストンマーティン『DBX 707』の最高出力707psを超えてくる。またパワーを最高出力675psに抑えたオプションも設定される可能性が高いこともわかった。
ランボルギーニは、3月中にフラッグシップスーパーカー『アヴェンタドール』後継モデルを発表予定で、ウルスPHEVはその数ヶ月後となる。正式な車名は未定だが、ポルシェ『カイエン ターボGT』を抜き去り、ニュル最速SUVを狙うのは間違いない。