ローターハウジング内に偏摩耗が生じるチャターマーク問題を解決するため膨大な時間と予算を使って生まれた、量産初の2ローター10A型エンジン。前期型に搭載された時点で110psを発生したが、ポートタイミングやキャブレターなどを見直した後期型では128psへと強化された。なお前期型10Aの素材には当時マツダが得意としたアルミを採用していたが、後期型のサイドハウジングは鋳鉄製に変更されている。 Text:増田 満 PHOTO:内藤敬仁 カー・マガジン483号より転載 記事にもどる