スーパーマーケットの屋上に立ち並ぶスーパーチャージャー。EVを普及させることでアメリカの景色を変えたテスラは、次は、どんな車でどのような新しいライフスタイルを、作り出そうとしているのだろうか。
Q:テスラのカーデザイナーって誰?
A:フランツ・フォン・ホルツハウゼン氏です。
“S3XY”な各車から「サイバートラック」「セミ」にいたるまで、テスラのカーデザインを一手に担っているのがフランツ・フォン・ホルツハウゼン氏。フォルクスワーゲンやGMを経てマツダに勤務していたところ、2008年頃にイーロン・マスクに誘われ、以後今日までテスラのチーフデザイナーを務めている。
実は、イーロン・マスクはフォン・ホルツハウゼンの前に、アストンマーティンやメルセデスを手がけていたヘンリック・フィスカー氏に「モデルS」のデザインを発注していたという。ところが、フィスカー氏はのらりくらりとデザイン提出を延ばした挙句、自身の自動車会社「フィスカー・オートモーティブ」を設立し、「カルマ」というEVを発表したのだ。
これにはイーロンも激怒、フィスカー相手に訴訟を起こしたほど。そこに救世主のように現れたのが、フォン・ホルツハウゼンだった。イーロンと意気投合したフォン・ホルツハウゼンは、モデルSを皮切りに、次々とテスラのニューモデルを世に出していった。
ホルツハウゼンは、イーロン・マスクを「彼は素晴らしいボスで、常に限界を突破しようとし、決して現状を受け入れることなく可能な限りラジカルに挑戦し続ける人物だ」と評している。この言葉は、かつてのアップルにおけるスティーブ・ジョブズとジョナサン・アイブの関係性を想起させる。
主従関係を超越した彼ら二人のコラボレーションによって、……続きは、『TESLA FAN BOOK』で!
タイトル:『TESLA FAN BOOK テスラについて知っておきたい100のこと』
定 価:1,650円 (本体:1,500円)
ページ数:148ページ オールカラー
発行年月日:2023年3月29日(水)
Amazon 商品ページ: https://www.amazon.co.jp/dp/4777026825
ネコ・パブリッシング内の紹介ページ: https://www.neko.co.jp/magazine/tesla-fan-book