2/12日(水)、H&Hクラシックス今年初オークション。クラシックカーやコレクタブルカーなど、マニア垂涎のお宝がハンマーにかけられる
85台のクラシックカー、コレクターズカー、パフォーマンスカーが、「H&Hクラシックス」の”シーズン・オープナー”セールに出品される。オークションは2025年2月12日(水)に、イングランド東部バクストンの「パビリオン・ガーデンズ」で開催され、全ロットの合計見積額は125万ポンド(2億3800万円)を超える。
魅力的な歴史を持つ1985年の「アストンマーティンV8 ヴォランテ」は、このオークションで最も価値のあるロットで、110,000-130,000ポンド(約2092万-2473万円)の値がつくと予想されている。フォレストグリーンのオリジナルカラーで展示され、ウェーバーキャブレターを搭載したV8ヴォランテ439台のうちの1台だ。新車からの走行距離が50,000マイル(約8万km)に満たないこの車の前保管者はわずか4人で、そのうちの1人はアストン・マーティン・オーナーズ・クラブの元会長であることが、この個体の魅力をさらに高めている。
H&Hクラシックスのセールス・マネージャー、ジェームス・マクウィリアム氏は「私たちの”シーズン開幕”オークションは、世界で最も魅力的で尊敬されている自動車メーカーの多くから90以上のロットが出品され、私たちの2025年オークションシーズンの素晴らしいスタートになることをお約束します。好みのスタイルや車種、年代を問わず、すべてのエンスージアストに魅力的なものを提供できるよう、多様な品揃えとなっています」と話す。
最も古い車両は、1916年式「ウィリス・オーバーランド・モデル”83ツアラー”」で、第一次世界大戦中にアメリカのスタッフカーとしてヨーロッパに輸入され、10,000-12,000ポンド(約190万-230万円)と見積もられている。
逆に、ダービーシャーのオークションで最も近代的な車両は、2014年式の「ランドローバー・ディフェンダー90 XS」で、前保管者が1人しかおらず、新車からの走行距離はわずか2万4,000マイル(約3万9千km)。32,000-36,000ポンド(約609万-685万円)で落札される見込みだ。
また、1977年式「タルボ・サンビームTi」の元ワークス・ラリーカーも目を引く。この個体は、最初のワークスサンビームTiラリーカーのひとつで、最近エンジンのオーバーホールを受けている。このほか、2000年以降に製造された28台の”モダン・クラシック”17台がリザーブなしで出品され、2台のプロジェクト・カーが出品されるほか、春から夏にかけてのドライブに最適な26台のコンバーチブル・モデルも出品される。
新しいナンバープレートをお探しの方には、9,000-11,000ポンド(約171万-209万円)と予想される「UAE 15」や、30,000-35,000ポンド(約570万-665万円)と予想される「54 OO」など、6つの中から選べる。2月のオークションのカタログには、アストン・マーチン、ベントレー、ジャガー、ポルシェのほか、メルセデス・ベンツ、ロールス・ロイス、その他歴史的に重要な自動車メーカーも含まれている。