コラム

サーブ「900」からVW「カルマンギア」に乗り換え! メルセデス「W124」と2台体制…「運転して楽しいのはこちらですね」【愛車群像】

1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ

2025年はカルマンギア生誕70周年!

フォルクスワーゲン「カルマンギア」は2025年で生誕70周年となる。6月1日に千葉県で開催された日本最大級のVWイベント「Street VWs Jamboree」では、それを記念して「カルマンギャラリー」というコーナーを特設。会場で2024年9月からカルマンギアに乗り始めたばかりというオーナーに遭遇したので、愛車の魅力を聞いてみた。

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サーブ乗りがカルマンギアに転身した理由とは?

1968年式VWカルマンギア・クーペに乗ってきた今野智文さん(34歳)。じつは筆者は4年前に別のイベントで今野さんに取材したことがあるのだが、その時の愛車は1993年式サーブ「900ターボS」だった。クルマ遍歴を聞いたところ、最初はVW「トゥアレグ」で、その後サーブ「9-3」を経てサーブ900に。そして去年の9月にカルマンギアへ乗り換えたという流れだ。また、途中から並行して1994年式メルセデス・ベンツ「W124」も所有しており、現在カルマンギアと2台体制のカーライフを送っている。
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
いわゆるヤングタイマー世代のサーブに乗っていた彼が、クラシックカーのカルマンギアに惹かれた理由は何だったのだろうか?

「一番大きいのは、空冷水平対向エンジンの音ですね。とくにカルマンギアは、スタイリングも魅力でした。じつは同時進行でイギリスのライトウェイト、キャブレター車で維持もしやすいモデルということでMG Bやスピットファイアなども検討していたんです。でもW124を修理で預けた三重県松阪市の専門店に行ったついでに、同じ松坂市内のVW専門店オーバルオートを訪れてみたら、このカルマンギアがあったんです」

純正スタイルに補助灯をプラスしてアクセントに

カルマンギアは日本では90年代にブームが起こって数多くが輸入されたのだが、当時はローダウンするのが流行したため、足まわりをイジっていないノーマル車高の個体は、今となっては意外と少ない。この1968年式は1989年に日本に入ってきた個体で、ボディはリペイントされているものの、オリジナルのスタイルと雰囲気をよく残しているのが決め手となった。
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
購入時点でほぼ理想のスタイルだったので大きく手を加える予定はないとのことだが、フロントにはバイク用のH4バルブの補助灯を装着してアクセントとしているほか、ホーンはイタリアFiamm社製のかわいい音のものに換装、足元にはホワイトリボンタイヤを装着して、お洒落に乗りこなしているのだった。

日常の足として、ちゃんと使える

FFのサーブ900からRRのカルマンギアに乗り換えての感想を聞いてみた。
「やっぱり空冷エンジンの音が楽しいですね。低回転でバサバサいっているのも良いし、高回転でも楽しいです。それと日常の足としても、ちゃんと使えて、拍子抜けするくらいです。奥さんはW124のほうが好きですが、私は運転して楽しいのはカルマンギアです。アクセルをしっかり踏み込みながら、高速道路の左車線を80km/hから90km/hくらいで流すのが楽しいです」
1968年式フォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ
後のクルマに比べれば大いに非力ながらも、それゆえポテンシャルを引き出して走ることができるという、クラシックVWの魅力を満喫している今野さん。比較すれば大柄で快適なW124と乗り分けることで、小柄なパーソナル・クーペとしてのカルマンギアの魅力を、さらに鮮明に感じられている様子であった。

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フォト=竹内耕太/K. Takeuchi

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