価格は372.9万円、アクティブなコンパクトEVがヒョンデから登場
ヒョンデモビリティジャパンは2025年8月8日、新型のオールマイティ・スモールEV「INSTER(インスター)」に、アウトドアテイストを加えた新グレード「INSTER Cross(インスタークロス)」を追加設定し、同日より先行予約を開始した。本格的な発売は9月10日を予定している。この「インスタークロス」は、ベースモデルの高い実用性はそのままに、タフで存在感のあるアクティブなデザインを施すことで、冒険心を持つユーザーのニーズに応えるモデルだ。車両本体価格は3,729,000円(税込)となっている。
【画像8枚】専用マットカラーとライムイエローのアクセント。新型「インスタークロス」のお洒落な内外装
専用バンパーと大型ルーフバスケットで演出する“ギア感”
ヒョンデ・インスタークロスの最大の特徴は、その冒険心をかき立てる専用のエクステリアとインテリアデザインにある。エクステリアには、専用デザインの前後バンパーとサイドシルプロテクターが与えられ、足元は17インチの専用アルミホイールで引き締められている。さらに、大型のルーフバスケットを標準装備し、アクティブグレードにふさわしい外観と、アウトドアシーンで大きな荷物を積載できる実用性を両立させた。
ボディカラーは、専用色となる「アマゾナスグリーンマット」、「ダスクブルーマット」、「アンブリーチドアイボリー」を含む全5色が用意されている。インテリアは、スタンダードなブラックモノトーンのほかに、個性を際立たせる特別な選択肢が用意された。それは、グレーとカーキのコンビネーションシートに、鮮やかなライムイエローのアクセントを加えた「ダークグレーライトカーキ」であり、ユニークでアクティブな室内空間を演出する。
日常から週末のアウトドアまで。十分なパフォーマンスと実用性
パワートレインには高効率のバッテリーシステムを搭載し、EVとしての性能も追求されている。バッテリー容量は49.0kWhで、最高出力84.5kW(115ps)、最大トルク147Nmを発生する。これにより、一充電走行距離は393kmを実現した。この航続距離は、平日の通勤や買い物といった日常的な使用はもちろん、週末のアウトドア活動においても充電頻度を大幅に軽減させ、キャンプ場での電源の不安や充電スポット探しの悩みからユーザーを解放するだろう。車両の寸法は全長3845mm×全幅1610mm×全高1715mm、ホイールベースは2580mmで、最小回転半径は5.3mと、取り回しの良いサイズである。

装備面も充実している。車両の電力を外部に供給できる室内/室外V2L(Vehicle to Load)機能や、NFCカードキー付きのデジタルキー、アンビエントムードランプといった快適装備が備わる。シートは合成皮革で、前席にはシートヒーターとベンチレーション機能を装備。さらに、シートバックフルフォールディング機構や後席シートスライド&リクライニング機構により、多彩なシートアレンジが可能だ。
安全性においては、先進運転支援システム「Hyundai SmartSense」を搭載。前方衝突防止アシストやレーンキープアシスト(LKA)、ブラインドスポットコリジョンアポイダンスアシスト(BCA)などのドライビングセーフティ機能に加え、ナビゲーション連動のスマートクルーズコントロール(NSCC)や高速道路ドライビングアシスト(HDA)といったアシスト機能も備える。駐車を支援するサラウンドビューモニターや後方駐車衝突防止アシスト(PCA-R)も装備されている。
選べる先行予約特典と25台限定のファーストデリバリー
先行予約を行った顧客には、2つの特典からいずれか一つを選べるキャンペーンが用意されている。一つは「INSTER 5年Health Care」で、通常の3年間の保証を5年間に延長し、4年目の法定12ヶ月点検と5年目の車検の基本料金が無料となるアフターサービスだ。もう一つは「INSTER アウトドアセット」のプレゼントで、プレミアムネッククッションやオーガナイザー&サイドテーブル、助手席シートバックボードテーブルなど5点のアイテムが含まれる。
さらに、秋の行楽シーズンまでに納車が可能となるファーストデリバリー車両が25台、先着順で用意される。内訳は、エクステリアカラーが「トムボーイカーキ」でインテリアが「ダークグレーライトカーキ」の組み合わせが15台、エクステリアが「アンブリーチドアイボリー」でインテリアが「ブラックモノトーン」の組み合わせが10台となっている。
ヒョンデは、この「INSTER Cross」の発売に先立ち、8月8日から「CXC 横浜」で車両展示を開始し、その後全国をキャラバンする予定とのことだ。
【画像8枚】専用マットカラーとライムイエローのアクセント。新型「インスタークロス」のお洒落な内外装
※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。