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四半世紀続く“空冷VWの秋”。200台超のビートルやバスが京都・嵐山を埋め尽くした「VW Autumn」

VW Autumn 2025:ベストペダルカーを受賞した井上さんの愛娘、リコちゃん。
VW Autumn 2025:ベストタイプ1は、長崎から自走で参加した鹿山さんの1977年式「ファッショナブルビートル」。かつてヤナセが企画・販売した特別仕様車で、日本に現存しているのはおそらくこの1台のみ。フルオリジナルをキープしている。
VW Autumn 2025:ベストタイプ1は、長崎から自走で参加した鹿山さんの1977年式「ファッショナブルビートル」。かつてヤナセが企画・販売した特別仕様車で、日本に現存しているのはおそらくこの1台のみ。フルオリジナルをキープしている。
VW Autumn 2025:ベストタイプ1は、長崎から自走で参加した鹿山さんの1977年式「ファッショナブルビートル」。かつてヤナセが企画・販売した特別仕様車で、日本に現存しているのはおそらくこの1台のみ。フルオリジナルをキープしている。
VW Autumn 2025:ベストタイプ1は、長崎から自走で参加した鹿山さんの1977年式「ファッショナブルビートル」。かつてヤナセが企画・販売した特別仕様車で、日本に現存しているのはおそらくこの1台のみ。フルオリジナルをキープしている。
VW Autumn 2025:ベストタイプ2は河中さんの1962年式ハイルーフバス。アメリカから日本にわたってきてから2オーナー目とのことだ。
VW Autumn 2025:ベストタイプ2は河中さんの1962年式ハイルーフバス。アメリカから日本にわたってきてから2オーナー目とのことだ。
VW Autumn 2025:ベストタイプ3は佐原さんの1967年式。タイプ3のオーソリティ、TOAインターナショナルでフルレストアし、名前にちなんでサハラベージュでペイントした。
VW Autumn 2025:ベストカルマンギアは、貴重な「品5」ナンバーを残す棚橋さんの1959年式が受賞。
VW Autumn 2025:ベストカルマンギアは、貴重な「品5」ナンバーを残す棚橋さんの1959年式が受賞。
VW Autumn 2025:雑誌『レッツプレイVWs』が選ぶアワードは、近田(こんだ)さんの1973年式1303。メルカリで買ってから自分でアゲカスタムにチャレンジし、2インチのアップを果たしている。
VW Autumn 2025:雑誌『レッツプレイVWs』が選ぶアワードは、近田(こんだ)さんの1973年式1303。メルカリで買ってから自分でアゲカスタムにチャレンジし、2インチのアップを果たしている。
VW Autumn 2025:主催クラブのメンバーが選ぶウォルフスブルグ・キッズ賞は、野島さんの356レプリカに。これも足まわりがクールに仕立てられている。
VW Autumn 2025:大賞のベストVW Autumnをゲットしたのは、大径ポルシェホイールを履きこなした福島さんの1972年式カルマンギアだ。
VW Autumn 2025:大賞のベストVW Autumnをゲットしたのは、大径ポルシェホイールを履きこなした福島さんの1972年式カルマンギアだ。
VW Autumn 2025:ベストペダルカーを受賞した井上さんファミリー。
VW Autumn 2025:ベストペダルカーを受賞した井上さんの愛娘、リコちゃん。
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
嵐山高雄パークウェイで開催されたVW Autumn 2025
VW Autumn 2025:
VW Autumn 2025:アワードの賞品
VW Autumn 2025:じゃんけん大会の豪華景品
VW Autumn 2025:じゃんけん大会
VW Autumn 2025:じゃんけん大会

西日本最大級のフォルクスワーゲンイベント「VW Autumn」、25回目の秋

空冷エンジン時代のクラシック・フォルクスワーゲンが京都・嵐山高雄パークウェイに集結する秋の恒例ミーティング「VW Autumn(フォルクスワーゲン・オータム)」が、2025年も9月28日(日)に開催された。今年で25回目を数え、四半世紀の歴史を刻むこのイベント。タイプ1(ビートル)のドイツ本国での生産終了から半世紀近くを経てもなお、空冷VWを愛するオーナーたちの熱量は高く、この日も200台をゆうに超える「ワーゲン」が会場を埋め尽くした。

【画像46枚】日本唯一の「ファッショナブルビートル」は必見。アワード受賞車からペダルカーまで、会場を彩った名車たち

「旧車に優しい」9月第4週開催へ。京都に集った200台の空冷VW

今なお、日本各地で大小さまざま、多種多様なクラシック・フォルクスワーゲンのイベントが開催されている。そんな中でも西日本最大級のVWイベントとして長く親しまれているのが、このVW Autumnだ。2000年の第1回から、コロナ禍による2021年の中断を除いて毎年開催され、今年で25回目を数える。

地元・京都の空冷VW愛好クラブ「ウォルフスブルグ・キッズ(Wolfsburg Kids)」による手づくりのミーティングであるが、京都のクルマ好きの聖地といえる嵐山高雄パークウェイを埋め尽くすほどのVWが西日本はおろか全国各地から集まり、毎年、大盛況を見せている。

参加費は無料で通行料1800円のみ。菖蒲谷大駐車場にVWオーナーたちが愛車を並べ、スワップミートあり、参加者たちの投票によるアワードあり、豪華賞品のじゃんけん大会ありと、盛りだくさんな内容。さらに加えて、この駐車場には日影や水辺もあって、家族連れでもゆっくり過ごせるという地の利と雰囲気の良さも、このイベントが長く愛されている理由だ。

例年は9月の第3日曜日の開催であったが、近年の温暖化によって9月もまだ真夏日ということが多いため、今年は9月第4日曜日の開催にシフト。そのおかげで、今回は「秋の訪れを告げるVW Autumn」にふさわしい、エアコンなしの旧車でも気持ちよくドライブを楽しめる気候に恵まれたのだった。

銘車ビートルからペダルカーまで。多様性が光るアワード受賞車

フォルクスワーゲンの代名詞ともいえる「タイプ1」(ビートル)、“ワーゲンバス”の愛称でおなじみ「タイプ2」、ノッチバック(セダン)やファストバック(クーペ)やバリアント(ステーションワゴン)と多彩なボディスタイルをもつ「タイプ3」、そして美麗なイタリアンデザインのボディをまとった「カルマンギア」など、会場に集まった空冷VWは実に多彩。さらに純正のスタイルをキープした個体から、オーナーの美意識によって仕立てられたカスタムカーまで、見ていて飽きることはない。実際、空冷VWのオーナーならずとも、このイベントを見学に訪れるクルマ好きも少なくない。

参加者の投票で選出されるアワードは、タイプ1、タイプ2、タイプ3、カルマンギア、そして最優秀の「ベストVW Autumn」までの5部門に加えて、ペダルカー部門も設けられているのがこのイベントのユニークな点だろう。

今年のベスト・ペダルカーをゲットしたのは、カラフルなキャルルック・ビートルの姿に仕立てられた井上さんの作品。「塗装は死ぬ気で頑張りました! 子どもが乗れる範囲のローダウンにしているので実動です」とのことで、愛娘のリコちゃん(3歳)が実際に乗った姿も披露してくれた。

他にも日本で唯一現存するヤナセ謹製「ファッショナブルビートル」など、そうそうたる受賞車の数々は、画像ギャラリーをご覧いただきたい。

【画像46枚】日本唯一の「ファッショナブルビートル」は必見。アワード受賞車からペダルカーまで、会場を彩った名車たち

フォト=竹内耕太/K. Takeuchi
竹内耕太

AUTHOR

1979年生まれ。日本学術振興会特別研究員(DC2/インド学仏教史)、中古車販売店勤務を経てカーメディアの世界に入り、2025年5月よりル・ボラン編集部デスクに着任。愛車の1963年式フォルクスワーゲン・カルマンギアとともに東京から小田原へ移住し、リモートワークを活用してガレージライフを満喫中。

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