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【写真298枚】BMW新型「iX3」、スペイン・ソトグランデで捉えた「ノイエ・クラッセ」の息吹。現地撮り下ろしギャラリー

南欧の陽光が映し出す、次世代BMWの素顔

2025年9月、BMWはブランドの未来を決定づける重要な一歩を踏み出した。次世代EVコンセプト「ノイエ・クラッセ」を具現化した最初の量産モデル、新型「iX3」の世界初公開である。その後、10月末のジャパンモビリティショー2025での日本初披露を経て、この12月4日、スペインの高級リゾート地ソトグランデにて国際メディア発表会が開催された。そこで公開された膨大な写真は、このクルマが単なる移動手段ではないことを雄弁に物語っている。

【画像298枚】新時代のキドニー・グリルから「パノラミック・ビジョン」まで。BMW「iX3」の革新的なディテールを隅々までチェック

ノイエ・クラッセという名の「羅針盤」

BMWが新型iX3で示したのは、単なるモデルチェンジではなく、ブランドそのものの再定義である。9月5日の発表時、彼らはこれを「ブランドの未来を指し示す羅針盤」と表現した。その言葉通り、iX3にはBMWの次世代を担う技術とデザイン哲学が凝縮されている。

まず目を引くのは、伝統と革新が融合したエクステリアだ。BMWのアイデンティティであるキドニー・グリルは、ヘッドライトと一体化した新たな造形へと進化し、立体的な光の演出によってデジタル時代の表情を創り出している。これは往年のクラシックなBMWを彷彿とさせつつも、完全に新しい未来的な佇まいを構築したものだ。インテリアにおいても「パノラミック・ビジョン」をはじめとする次世代インターフェースが採用され、物理ボタンを極限まで減らした空間は、運転への集中と居住性の快適さを高度に両立させている。

300枚の写真が語る「駆けぬける歓び」の未来

9月のワールドプレミアに続き、10月末には東京で開催された「ジャパンモビリティショー2025」において、iX3は日本のファンの前にもその姿を現した。多くの来場者が、コンセプトカーであった「ビジョン・ノイエ・クラッセX」が、ほぼそのままの姿で量産化されたことに驚嘆したことは記憶に新しい。日本市場においても、X3シリーズは高い人気を誇る中核モデルであるだけに、その完全電動化モデルへの期待値は極めて高いものであった。

そして今回、iX3がスペイン・ソトグランデを走り抜ける姿が公開された。南欧の強い日差しと美しい景観の中で捉えられた姿は、ショールームの照明下とは異なる、力強く有機的な存在感を放っている。

光の加減で表情を変えるボディライン、質感高いインテリアの素材感、そしてダイナミックな走行シーン。これらは、第6世代となる「BMW eDrive」テクノロジーがもたらす、航続距離の伸長や充電速度の向上といったスペック上の数値だけでは伝えきれない、感性に訴えかける「駆けぬける歓び」を可視化したものだ。

【ル・ボラン編集部より】

かつて1960年代の「ノイエ・クラッセ」がブランドの近代化を決定づけたように、本作は電動化時代におけるBMWの哲学を再定義する羅針盤だ。「パノラミック・ビジョン」などデジタルに覆われたコックピットの奥に、変わらぬ「駆けぬける歓び」の芯がどう通っているか。我々の審美眼が試される一台である。ル・ボラン本誌では12月24日発売の次号・2026年2月号で詳細な試乗レポートをお届けするので、楽しみにお待ちいただきたい。

【画像298枚】新時代のキドニー・グリルから「パノラミック・ビジョン」まで。BMW「iX3」の革新的なディテールを隅々までチェック

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。

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