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もはや給油感覚? ボルボ新型EV「EX60」が示す810kmの航続距離と「コーヒーブレイク充電」の衝撃

2026年日本導入も決定

ボルボ・カーズは2026年1月8日、デビュー間近となっている新型モデル「EX60」について、一充電あたりの航続距離が従来の常識を打ち破る数値となっていることを発表した。

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ゲームチェンジャーとなるべく開発された

ミッドサイズSUVとしてはボルボ初のEVとなる予定のEX60だが、このモデルのAWD仕様においては、クラス最高水準となる一充電あたり最大810kmの航続距離を実現。これは最新の競合モデルを上回る性能であり、これまでにボルボが生み出してきたどのEVよりも優れた数値であるという。

これによりボルボは、「EX60は航続距離への不安を安心へと変え、EVを選ぶことがもはや妥協ではないことを示しています」と述べている。同社のエンジニアは、実際の走行環境や日常のドライビング体験に即して航続距離を最適化してきたとのこと。

ボルボ・カーズ最高技術責任者であるアンダース・ベル氏は、以下のように述べている。「EX60は、ゲームチェンジャーとなるべく設計されました。新しいEVアーキテクチャーにより、お客様がEVへの切り替えを検討する際に抱く主な懸念に正面から向き合いました。その結果、クラス最高の航続距離と高速な充電性能を実現し、航続距離への不安に終止符を打つことができたのです」

EX60はボルボのEV中で最長の航続距離を誇るだけでなく、あらゆる気候条件下において、これまでで最も速く充電できるという。短いコーヒーブレイク程度の時間があれば、バッテリーを充電して再び走り出すことができるというのだ。具体的には、400kWの急速充電器を使用した場合、わずか10分で最大340km分の航続距離を追加できるとのこと。また、EX60には10年間のバッテリー保証が付帯する予定だ。

驚異の新型車を生んだ様々な事実

この航続距離を支えているのは、EX60の基盤となる、ボルボ史上最も先進的とされるEVアーキテクチャーSPA3である。これによって車両内部の主要システムの効率を最大化し、ガソリン車に匹敵する航続距離を実現したという。セル・トゥ・ボディ技術によりバッテリーを車体構造と一体化し、効率化と軽量化を実現、さらに自社開発電動モーターによりエネルギー効率を最適化できたと説明されている。

またEX60は、メガキャスティングを採用した初のボルボ車となる。製造工程において、数百点に及ぶ小型部品を単一の高精度鋳造部品に置き換えることで、車体を軽量化、これにより航続距離がさらに向上したとのこと。

高速充電を実現したのは、ボルボの新しい800V電気システムと自社開発のソフトウェアである。これらが連携することで、エネルギーをより効率的にバッテリーへ供給。軽量素材の採用や発熱の低減も充電時間短縮を後押しし、EX60はわずか数分で数百km分の航続距離を追加することが可能になったという訳だ。

ボルボ・カーズのポートフォリオ企業であるBreathe Battery Technologies(ブリーズ・バッテリー・テクノロジーズ)社が開発した高度なアルゴリズムもEX60に組み込まれており、これによって車両がバッテリーの充電を最適化し、あらゆる気候条件下で常に最適な状態を維持するという。

ボルボ EX60は、2026年1月21日に公開される。発表イベントの模様は、EX60特設サイト/YouTubeでライブ配信予定だ。また、EX60の日本導入は2026年中に行われることも決定している。

【ル・ボラン編集部より】

ブランドの屋台骨「XC60」の系譜を継ぐEX60。810kmという航続距離は、もはや内燃機関との垣根を取り払う数値だ。だが我々の最大の関心事は、テスラ同様の「メガキャスト」採用が、ボルボ特有のたおやかな乗り味にどう作用するかにある。EX30で見せた俊敏さと、フラッグシップEX90の重厚さをどう融合させたのか。単なるスペック競争の勝者ではなく、人の移動を豊かにするボルボの流儀が、このハイテクの塊にどう血を通わせているかに注目していきたい。

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