クワトロの一充電走行距離は約700km!
アウディジャパンは2026年1月20日、アウディのアッパーミッドサイズ電気自動車(BEV)「A6 e-tron」シリーズに、エントリーモデル「A6 Sportback(スポーツバック)/ Avant(アバント)e-tron」、ならびに四輪駆動モデルの「A6 Sportback / Avant e-tron quattro(クワトロ)」を設定し、全国のアウディ正規ディーラーを通じて発売した。車両本体価格(税込)は8,810,000円~11,560,000円。
ラインナップを拡充し幅広いニーズに対応
A6 e-tronシリーズは、アウディとポルシェの共同開発による電気自動車プラットフォームPPE(プレミアム プラットフォーム エレクトリック)を採用し、最高水準のエアロダイナミクスを達成したとするBEVである。
今回ラインアップに追加された後輪駆動のエントリーモデルA6スポーツバック/アバントe-tronは、コンパクトで高効率な電気モーター (最高出力240kW) と83kWhの駆動用バッテリーにより、優れた加速と余裕ある一充電走行距離(スポーツバックで647km、アバントで617km)を達成したという。
また、同時に追加された四輪駆動モデルのA6スポーツバック/アバントe-tronクワトロは、100kWhのバッテリーと、システム最高出力340kWのモーター(前後合わせて)を搭載。より力強い走りと、さらに伸長した一充電走行距離(スポーツバックで725km、アバントで697km)を兼ね合わせ、ダイナミックな独自のドライビングエクスペリエンスを提供するとのことである。
A6 e-tronシリーズにおいて、効率と一充電走行距離を向上させる重要な要素とされる回生システム(回生ブレーキ)は最大220kWを回生し、日常のブレーキプロセスの約95%に対応するという。回生は前後両アクスルで行われるが、軽度の減速は効率化のためにリヤアクスルで行われる。
強化された統合ブレーキシステム(iBS)により、前後アクスルごとに、機械的な摩擦ブレーキと電動モーターによる回生ブレーキのブレーキブレンディング(最適組み合わせによるブレーキング)が可能だ。
なお、A6 e-tronは、プレミアム・チャージング・アライアンス(PCA)などで150kWの急速充電器を利用した場合、最大135kW(エントリーモデルは最大112.5kW)での充電が可能となる。充電状態(SoC)10%から80%の充電は約35分、AC充電には最大8kWに対応。e-tronシリーズを新車で購入した場合、PCA利用登録後の1年間、PCAの月額基本料金/都度充電料金が無料であり、A6 e-tronシリーズもその対象に含まれる。
各モデルの車両本体価格(税込)は以下の通り。
A6スポーツバックe-tron……8,810,000円
A6スポーツバックe-tronクワトロ……11,250,000円
A6アバントe-tron……9,120,000円
A6アバントe-tronクワトロ……11,560,000円
【ル・ボラン編集部より】
ポルシェと共有するPPEプラットフォームの真価は、SUVのQ6以上に、この低重心なA6でこそ発揮されるのではないか。Cd値0.21という驚異的な空力性能は、効率の追求のみならず、美しさと機能性を高度に融合させるアウディの流儀そのものだ。700km超という航続距離は、もはやBEVを言い訳にしない真のグランドツアラーの完成を意味する。内燃機関時代から続く「知的な万能選手」の系譜は、電動化によってその純度をさらに高めた。日本の道では大柄だが、その濃密な走りは新たな基準となるはずだ。



