












マツダが誇る直6ディーゼルの到達点。余裕に満ちたフラッグシップSUV
マツダの新たなる旗艦、CX-80。CX-60で培った革新のアーキテクチャーをベースに、さらなる優雅さと多用途性を身に纏って登場した。ストレッチされたボディがもたらすのは、単なる余裕ではない。フラッグシップに相応しい静粛性と、全席で味わえる心地よさの追求。マツダ・ディーゼルの到達点がここにある。
【画像13枚】直6ディーゼルで味わう至福の移動。CX-80「XDプレミアムスポーツ」と「ドライブエディション」の細部をチェックする
単なるストレッチ版ではない。フラッグシップに相応しい優美なプロポーション
マツダの新たなるフラッグシップ、CX-80。先行発売されたCX-60とパワートレインや基本骨格を共有しながら、単なるストレッチ版で終わることなく、「豊かさの拡張」を追求したモデルに仕上げられている。最大の特徴は、ゆとりある3列シートレイアウトだ。昨今では珍しくなくなったSUVの3列シートモデルだが、マツダは2017年に3列シートモデルのCX-8を投入し、国内市場をリードしてきた歴史がある。

マツダ CX-80 XDプレミアムスポーツ:XDに新設されたプレミアムスポーツのエクステリアは、ハイブリッド系のプレミアムモデルとは異なり、XDドライブエディションと共通。各部をブラックでまとめているのも同様。
全長とホイールベースの大胆なストレッチは、居住スペースの拡大だけでなく、フラッグシップに相応しい優美なプロポーションにも繋がっている。特にリアドア以降のデザインアレンジは、多人数乗車の実用性と優雅な佇まいを見事に両立させている。魂動デザイン特有のエモーショナルな跳躍感をボディ全体で表現することにこだわりすぎず、直線的な表現で、建築的に空間を見せているアプローチに挑んだ。サイドウィンドウを縁取るクロームの造形も、このロングボディの伸びやかさを強調する心憎い演出だ。
徹底したノイズ対策と熟成の足回り。直6ディーゼルが巨躯を軽々と走らせる
走り出した瞬間気づくのは、走りが楽しいSUVだということ。切れ味の部分では当然CX-60に譲るものの、全長5m、2トンの車重を考えると予想を超えるものだ。同時に静粛性の劇的な向上と、洗練された乗り心地の良さにも気付かされる。ホイールベースの延長や車重の増加が乗り心地の面ではプラスに作用していることもあるだろうが、初期のCX-60の市場からの声を聞き、徹底的な対策を施したことが大きな要因だ。
また、ボディの延長に伴い、各部の吸音・遮音対策を改めて徹底。全方位で会話を遮らない上質な空間が構築された。路面からの入力がよりマイルドに躾けられたことで、重厚でしっとりとした乗り味を実現している。パワートレインは定評ある3.3L直6ディーゼルを搭載。車重が増したことによる動力性能の低下や不足を感じることはない。それは高速でも山岳路の上りでも7人フル乗車でも同様だ。
欧州ラグジュアリーに迫るインテリア。日本の道を知り尽くした至高のグランドツアラー
発売から1年が経過した2025年10月のタイミングでラインナップを刷新。新たに設定された「XDプレミアムスポーツ」は、ハイブリッドとPHEVモデルだけに設定されていた華やかなタンレザー内装をノンハイブリッドモデルに展開した待望のグレード。欧州のラグジュアリーカーに通じる温もりと気品を感じさせるインテリアは、国産車の中では図抜けた存在だ。

マツダ CX-80 XDプレミアムスポーツ:XD系の最上級に位置付けられるだけあって、タンカラーのレガーヌ張りのインパネデコレーションパネル&ドアトリムなど、大胆なカラーリングとともに上質感のある仕立てが際立つ。
一方、「XDドライブエディション」「同ナッパレザーパッケージ」は、機能を研ぎ澄ませた精悍な仕立てが魅力。ブラックを基調としたモダンな室内空間は、都会の景観にもよく映える。3.3L直6ディーゼルエンジンがもたらす圧倒的な航続距離と、ストレスフリーな加速。長距離移動を好む『ル・ボラン』読者にとっても、この旗艦SUVは理想的な相棒となるだろう。

マツダ CX-80 XDドライブエディション ナッパレザーパッケージ:新たに追加されたドライブエディションと同ナッパレザーパッケージでは、インパネデコレーションパネルやドアトリムの加飾が異なるほか、ナッパレザーパッケージにはBOSEサウンドシステムやフレームレス防眩ルームミラー、アンビエントランプが装備される。ちなみに、ナッパレザーパッケージは従来のXDエクスクルーシブモードに相当する。
単なるサイズアップではない。空間、静寂、そして移動の歓び。そのすべてが深化を遂げたCX-80。日本の道に最適化されたプレミアムの正解が、ここに示されている。
【SPECIFICATION】MAZDA CX-80 XD Premium Sports(4WD)
マツダ CX-80 XDプレミアムスポーツ(4WD)
■車両本体価格(税込)=5,683,700円
■全長×全幅×全高=4990×1890×1710mm
■ホイールベース=3120mm
■トレッド=前:1640mm、後:1645mm
■車両重量=2040kg
■駆動方式=四輪駆動
■エンジン型式/種類=T3-VPTS/直列6気筒DOHC 24バルブ 直噴ターボ ディーゼル
■内径×行程=86.0×94.2mm
■総排気量=3283cc
■最高出力=231ps(170kW)/4000-4200rpm
■最大トルク=500Nm(51.0kg-m)/1500-3000rpm
■燃料タンク容量=74L(軽油)
■燃費(WLTCモード)=16.8km/L
■乗車定員=6人
■トランスミッション形式=8速AT(トルクコンバーターレス)
■サスペンション形式=前:ダブルウィッシュボーン、後:マルチリンク
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤ(ホイール)=前後:235/50R20
【SPECIFICATION】MAZDA CX-80 XD Drive Edition Nappa Leather Package(4WD)
マツダ CX-80 XDドライブエディション ナッパレザーパッケージ(4WD)
■車両本体価格(税込)=5,329,500円
■全長×全幅×全高=4990×1890×1710mm
■ホイールベース=3120mm
■トレッド=前:1640mm、後:1645mm
■車両重量=2040kg
■駆動方式=四輪駆動
■エンジン型式/種類=T3-VPTS/直列6気筒DOHC 24バルブ 直噴ターボ ディーゼル
■内径×行程=86.0×94.2mm
■総排気量=3283cc
■最高出力=231ps(170kW)/4000-4200rpm
■最大トルク=500Nm(51.0kg-m)/1500-3000rpm
■燃料タンク容量=74L(軽油)
■燃費(WLTCモード)=16.8km/L
■乗車定員=6人
■トランスミッション形式=8速AT(トルクコンバーターレス)
■サスペンション形式=前:ダブルウィッシュボーン、後:マルチリンク
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤ(ホイール)=前後:235/50R20
【画像13枚】直6ディーゼルで味わう至福の移動。CX-80「XDプレミアムスポーツ」と「ドライブエディション」の細部をチェックする
