コラム

普段乗りのクルマでWRC気分? 初心者歓迎の雪上ラリー「北海道ブリザードラリー」とは

北海道ブリザードラリー:気温が高く路面コンディションは悪かったけど、みんな楽しそうに走ってました。
北海道ブリザードラリー:当日はあいにくの雨で気温も高くて路面は悪化。
北海道ブリザードラリー:タイムコントロールのルールなどもスタート前にレクチャーしてくれるので初めてでも安心して参加できます。
北海道ブリザードラリー:サクシードのような商用車だって参加できます。
北海道ブリザードラリー:普段乗りのクルマで参加する人が多く、家族で参加する人も多いのが特徴。
北海道ブリザードラリー:レプリカで参加する人も。
北海道ブリザードラリー:もちろん競技車両での参加も大丈夫。
北海道ブリザードラリー:意外な速さを見せるのが4駆の軽トラ。走りもサマになってます。
北海道ブリザードラリー:関東からNAロードスターで参加の米田有甫さんと曽根原麻由さん。米田さんは普段からサーキットの走行会などに参加しているそう。
北海道ブリザードラリー:気温が高く路面コンディションは悪かったけど、みんな楽しそうに走ってました。

ライセンス不要&ロールケージなしでも参戦可能! 冬の北海道で本格モータースポーツ

ラリー競技と聞くと、ライセンスや特別な安全装備が必要でハードルが高いイメージをお持ちではないでしょうか。しかし、北海道地区戦ラリーに設定されている「クローズドクラス」は一味違います。ヘルメットとグローブさえあれば、ロールケージ等がない普段乗りの愛車で参戦可能。それでいて競技の流れはWRCと全く同じという、初心者でも本格的なモータースポーツの醍醐味を味わえる雪上ラリーの模様をレポートします。

【画像10枚】ロードスターから軽トラまで激走! 普段乗りの愛車で本格WRC気分を味わう「北海道ブリザードラリー」を見る

愛車でそのままエントリー! 参加の壁を打ち破る「クローズドクラス」

ラリーに興味はあってもいざ参戦しようとすると、経済的にも気持ち的にもハードルは高いもの。どんなスポーツだってお金はかかるし飛び込む勇気は必要なので、モータースポーツだけが特殊ってわけではないけれど、ラリーはちょっと特殊な面があるのは事実です。

北海道ブリザードラリー:当日はあいにくの雨で気温も高くて路面は悪化。

全5戦開催される北海道地区戦ラリーのうち冬の2戦には、選手権クラスとは別にライセンス無しでも参戦できるクローズドクラスがあります。このクラスはヘルメットやグローブは必要だけど、車両にはロールケージやバケットシートなどの安全装備が無くても参戦できるので、普段使ってるクルマで参戦できるんです。もちろん車種は問わず。とはいえラリーだからコ・ドライバーは必要なので、2人で参戦することにはなるんだけど。

春を思わせる雨と悪路面!? 熱気に包まれた「北海道ブリザードラリー」

というわけで、初めての人でも大歓迎な冬の北海道地区戦ラリー第2戦、北海道ブリザードラリー(2026年2月15日開催)に行ってきました。地区戦の他にもクロスカントリー車両で競われるシリーズ、XCRスプリントシリーズも併催されているので台数も多く、地区戦にしては華やかな雰囲気です。

北海道ブリザードラリー:タイムコントロールのルールなどもスタート前にレクチャーしてくれるので初めてでも安心して参加できます。

ただ、冬の北海道なのに気温が高く小雨が降り続く天候。おかげで路面の雪が緩んでしまいコンディションは最悪です。クローズドクラスは地区戦の後に走行するので、路面はさらに悪化してしまい、初心者にはちょっと難易度が高かったかもしれません。普段はサーキットを走ってますっていう車両から軽トラまで、ほんとに様々なクルマが参加していました。

レッキにペースノート作りまで。WRCさながらの本格的な競技進行

クローズドクラスは新千歳モーターランドのダートトライアルコースに設定されたステージのみを走行するので、林道のステージよりもリスクは低くなります。実はボクもずいぶん昔にライター、というより今は太田市議会議員のマリオ高野さんと、マリオさんのGC8インプレッサで東京から0泊3日の弾丸ツアーで参戦したことがあります。

北海道ブリザードラリー:もちろん競技車両での参加も大丈夫。

もちろん競技車両での参加も大丈夫。

クローズドクラスでもちゃんとレッキ(試走)があって、ペースノートを作成します。タイムカードも使うので競技の流れは選手権クラスと全く同じ。ということはWRCと同じことをやるわけですね。公式戦の競技と全く同じ流れなので、初めての人はルールや流れを知らないし戸惑うのは当たり前。だけど、競技当日に説明会があったりわからないことは質問すれば教えてくれるので安心。ラリー関係者はみんないい人たちなので聞けば教えてくれます!

ロードスターからパジェロミニまで。本州からの遠征組も満面の笑み

NAロードスターで普段はサーキットの走行会などに参加している米田有甫さんは、コ・ドライバーの曽根原麻由さんとともに、はるばる本州から初めてのラリー参戦。「興味はあったけど気軽に参加できそうなので参加してみました」と、ふたりとも初ラリーを楽しめた様子。

北海道ブリザードラリー:関東からNAロードスターで参加の米田有甫さんと曽根原麻由さん。米田さんは普段からサーキットの走行会などに参加しているそう。

パジェロミニで参加の菊地良さんと菊地佑さんのコンビも「こういうクラスがあるのは知っていたので興味がありました」と終始笑顔でした。

軽トラも激走! 安全かつ存分に楽しめる「雪上ラリー」という新しい選択肢

競技車両もいれば軽トラも参加していたりと、なんでもありのクローズドクラス。本格的にラリーに参戦する前のお試しの人もいれば、普段乗りのクルマで楽しみたいっていう人たちまで、様々な楽しみ方が見られてとても良い雰囲気でした。もちろん競技なのでアクシデントもあったりするけれど、林道のステージを走るよりは安全性も高く、参加の敷居も低いはず。仮に何かあってもダートラ場なのですぐに対応できるので、そういう意味でも安心して参加できます。

北海道ブリザードラリー:意外な速さを見せるのが4駆の軽トラ。走りもサマになってます。

意外な速さを見せるのが4駆の軽トラ。走りもサマになってます。

今のところこういう試みがあるのは北海道だけで、参加するにあたっては距離的時間的なハードルは高いけれど、本州からの参加者も多く見られるので、冬の北海道観光も兼ねてぜひ参加してみてください。

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フォト=山本佳吾/K. Yamamoto

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