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メルセデス・ベンツは2026年3月31日、プレミアムSUVの中核モデルである新型「GLE」を発表した。およそ3000点にも及ぶ部品を刷新し、洗練されたデザインと極めて高い静粛性を実現している。AIを搭載した独自のオペレーティングシステム「MB.OS」や、コックピットを覆う巨大なディスプレイを標準装備し、デジタル体験を大幅に進化させた。全車に電動化技術を導入し、優れた走行性能と快適性を高次元で両立させた次世代SUVの姿に迫る。
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洗練を極めたエクステリアと先進の室内空間
新型GLEのエクステリアは、最新のデザイン言語を取り入れながら、力強いオフローダーとしての個性を際立たせている。フロントマスクには、内部に水平の星型シグネチャーを配した新設計のヘッドライトを採用した。オプションで発光機能を備えるフロントグリルの中央にはスリーポインテッドスターが輝き、周囲の星型パターンとともに圧倒的な存在感を放っている。また、新しいバンパー形状が力強い佇まいをさらに強調している。
インテリアにおいては、デジタル化が大きく進展している。ダッシュボードには、3つのディスプレイを1つの巨大なガラス面で覆った「MBUXスーパースクリーン」が標準装備された。また、最新の「MB.OS」とAIを統合した音声アシスタント機能により、より自然で複雑な対話が可能となっている。助手席側にも専用のディスプレイが用意されており、走行中であっても乗員が映像コンテンツなどを楽しむことができるなど、車内での過ごし方を大きく変える革新的な空間に仕上がっている。
全車電動化による力強く滑らかな走り
パワートレインは全面的な見直しが図られ、全モデルにマイルドハイブリッドシステムである「ISG」が搭載された。このシステムにより、発進時の力強いアシストはもちろん、エンジン始動時の振動を抑え、メルセデス・ベンツらしい極めて高い静粛性と低振動を実現している。トップモデルの「GLE 580 4MATIC」に搭載されるV型8気筒エンジンは、最高出力が向上しただけでなく、幅広い回転域で太いトルクを発生させ、力強くスムーズな加速を提供する。
さらに、プラグインハイブリッドモデルの「GLE 450e 4MATIC」も大幅な進化を遂げた。従来モデルと比較してシステム出力が引き上げられており、より余裕のある走りを実現している。バッテリーのみで走行できる距離は最大106kmに達し、日常的な移動の多くを電気だけでカバーすることが可能である。直列6気筒ディーゼルエンジン搭載車には電動加熱式触媒を採用し、環境性能を高めるとともに、軽量化によるハンドリングの向上も図られている。
革新的なサスペンションがもたらす極上の乗り心地
走行性能の向上において特筆すべきは、サスペンション制御の劇的な進化である。オプション設定される「E-ACTIVE BODY CONTROL」は、各車輪の動きを個別に制御するインテリジェントなシステムである。センサーが1秒間に1,000回という頻度で路面状況を読み取り、瞬時にサスペンションを調整する。これにより、加減速時の車体の沈み込みやコーナリング時の傾きを最小限に抑え、高級セダンのようなフラットな乗り心地と、SUVならではの俊敏なハンドリングを両立させている。
また、通信機能を活用した新しいクラウドベースのダンパー制御も導入された。これは、先行する車両から送信された路面情報をクラウド経由で受け取り、前方の段差を予測して事前にサスペンションの減衰力を自動調整する画期的な仕組みである。とくに人工的な段差などを乗り越える際の不快な突き上げを大幅に軽減し、後席の乗員にも極上の快適性を提供する。新型GLEは、メルセデス・ベンツが140年にわたり培ってきたシャシー技術の集大成とも言える仕上がりを見せている。
【ル・ボラン編集部より】
昨年秋に発表されたBEV版の新型GLCが「対話する知性」を先んじて提示したとすれば、新型GLEが示すのはより物理的な「空間を支配する知性」である。巨大なスーパースクリーンによるデジタル体験にとどまらず、クラウド情報からサスペンションを先読み制御する機構こそがその真骨頂だ。重厚な巨体をフラットライドへ導く伝統の鷹揚な乗り心地は、熟練のチューニングだけでなく、膨大な演算処理によって昇華された。Gクラスとも異なる、Eクラス系譜のSUVたる洗練の極致がここにある。
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