メルセデスAMG、大幅改良を受けた新型「GLE 53」シリーズを発表
メルセデスAMGは2026年3月31日、高性能SUV「GLE 53」ファミリーの全面改良モデルを発表した。従来通りのSUVとクーペボディを用意し、進化した48Vマイルドハイブリッドと、システム最高出力585psを誇るプラグインハイブリッドという2種類の電動化パワートレインを設定する。アグレッシブな外観と最新デジタル技術を採用し、圧倒的なパフォーマンスと高い環境性能を両立させた注目モデルである。
【画像41枚】よりエモーショナルなデザインへと進化した新型「メルセデスAMG GLE 53」のディテールを写真で確認する
洗練と迫力を増したエクステリアおよび充実のインテリア
今回の改良で新型GLE 53シリーズは、より表情豊かな外観を手に入れた。フロントには新形状のAMG専用グリルやエアインテークが採用され、特徴的なLEDヘッドライトと組み合わされる。リアビューも星をモチーフにした新デザインのテールランプや、AMG特有のデュアルエグゾーストエンドが目を引く。さらに、テクノロジーの進化を視覚的に表現する新色ハイテクシルバーマグノが標準カラーとして初めて設定された。
室内空間はスポーツ性能とラグジュアリーが完璧に融合している。高解像度ディスプレイを備えた最新のMB.OSを搭載し、ドライバーは大型タコメーターや車両のパフォーマンスデータなど、AMG専用の計器表示をいつでもクリアに読み取ることができる。フラットボトム形状のAMGパフォーマンスステアリングには、顧客要望の多かった、確かなクリック感を持つダイヤルやスイッチが復活した。最高級レザーを用いた多彩な内装色など、幅広いカスタマイズも可能である。
個性の異なる2つの最新電動化パワートレイン
心臓部には排気量3.0Lの直列6気筒ターボエンジンを搭載する。シリンダーヘッドや吸気系の改良でレスポンスが向上し、次期排出ガス規制のEU7にも対応した。48Vモデルの「GLE 53 4MATIC+」はエンジン単体で449psを発揮し、強化された電動コンプレッサーとスタータージェネレーターが加速をアシストする。停止状態から時速100kmまでの加速タイムは4.9秒を誇る。
もうひとつの柱であるプラグインハイブリッドモデル「GLE 53 HYBRID 4MATIC+」は、同エンジンに強力な電気モーターを組み合わせることで、システム全体で585psの最高出力と750Nmの最大トルクを叩き出す。時速100kmまでの加速は4.5秒をマークした。電気のみで最大140km/hでの走行が可能であり、日常の移動の多くをまかなえる約90kmのEV航続距離も備えている。
意のままの走りをもたらす最新サスペンションと制御技術
卓越した動力性能を支えるため、足回りにも抜本的な改良が施された。標準装備のエアサスペンションは走行状況に合わせて減衰力を連続的に調整し、快適な乗り心地と高い運動性能を両立させる。48Vモデルにオプション設定されるアクティブ・ロール・スタビライゼーションも新チューニングを受け、コーナリング時のロールを抑制する。新開発の横滑り防止装置と四輪駆動システムの連携により、最適なトラクションを確保する。
多様な状況に対応するため、走行モードを切り替えるAMGダイナミックセレクトも備わる。プラグインハイブリッドモデルには電気走行専用モードや、バッテリー残量を一定に保つモードが追加され、緻密なエネルギー管理が可能である。車線維持や車間距離制御などを支援する高度な運転支援システムも進化を遂げており、部分的な自動運転機能によって長距離ドライブにおける安全性と快適性をサポートしている。
【ル・ボラン編集部より】
同時に発表された標準の「GLE」が、上質な乗り心地や実用性でプレミアムSUVの王道を突き詰める一方、このAMG「GLE 53」は585psの暴力的トラクションをPHEVという理知的な仮面の下に隠し持つ。一見すると「日常の静寂」と「非日常の狂気」という矛盾の同居だ。だが、2トン超級の巨躯をねじ伏せる高度なシャシー制御と、約90kmのEV航続がもたらす無音のクルージングは見事に調和している。標準モデルの圧倒的な快適性を土台にしつつ、確信犯的に二面性を両立させた大人のための極致である。
【画像41枚】よりエモーショナルなデザインへと進化した新型「メルセデスAMG GLE 53」のディテールを写真で確認する











































