コラム

ミウラなど69台の名車が集結! 伝統のクラシックカーラリー「スプレンドーレ伊香保」の熱き1日

数多くのギャラリーが伊香保アメリカン☆ビレッジに来場し、スタートしていくクラシックカーの雄姿とエンジン音を楽しんだ。
ゼッケン1号車が9時半にスタートするというタイムスケジュールで、全69台が20秒間隔で伊香保アメリカン☆ビレッジを離れた。
今年は貴重なランボルギーニ・ミウラP400Sも参加。スタート地点となった伊香保アメリカン☆ビレッジは大型複合ミュージアムだ。
数多くのギャラリーが伊香保アメリカン☆ビレッジに来場し、スタートしていくクラシックカーの雄姿とエンジン音を楽しんだ。
スタート前に館内スタンプラリー、クイズ、逆さま看板撮影というミッションがあり、すべてを達成した参加者が入賞対象となった。
最初のPC競技会場となったのは佛光山 法水寺で、こちらでPC1~5/PC6~10を実施。1000分の1秒を競う繊細な競技なので緊張感がある。
自動車世界遺産的な1952年式パナール・ジルコ“ディスコボランテ”ミッレミリア バイ コッリも参加し、ギャラリーを驚かせた。
佛光山 法水寺ではPC1~5の後にPC6~10が連続して行われたので、1本目を走り終えた参加車が駐車スペースで待機し、2本目に臨んだ。
法水寺は日本における臨済宗佛光山寺の本山として建立。開山祖師である星雲大師の石像があり、今回、PC競技を見守ってくれた。
1954年式のトライアンフTR-2で参加した小宮さん夫妻が圧倒的な成績で36回目を迎えた「スプレンドーレ伊香保」を制した。
伊香保グリーン牧場でPC11~16/PC17~22が行われたが、1本目が終わったら徒歩でお買い物ゲームに向かうというルールだった。
ゴール地点/ランチ会場は今年も水沢うどん 万葉亭で、ここで表彰式も実施。初めてPC競技に臨む75歳以上/20歳以下のペアは参加費が無料だ。
伊香保アメリカン☆ビレッジでのスタート前の館内スタンプラリーとは別にルート上に設置されたスタンプポイントも全部巡ることが必須となる。
国内外のクラシックカーラリーで輝かしい戦績を残している横田さん(写真左)の主催イベントなので、今回も数多くの手練れが参加。写真右が優勝した小宮さん夫妻。
レーシングドライバーをはじめとする幅広い分野で活躍している塚本ナナミさんも2015年式のトヨタ86で出走。最後尾のゼッケンで参加した。
筆者の1974年式アルファロメオGT1600ジュニアも参戦取材としてエントリー。参加者と同じルートを走りながら全競技をこなした。
昨年と同じように息子にコ・ドライバーを任せ、PC競技に臨んだ。リザルトは2年連続で総合7位だったので、昨年がビギナーズラックではなかったことを証明できたはず。

舞台は春の上州路。ビギナーからベテランまで笑顔で楽しめる本格クラシックカーラリー

大型複合ミュージアムの「伊香保アメリカン☆ビレッジ」をスタート地点として実施されている「スプレンドーレ伊香保」といえば秋の風物詩だったが、気候変動で9月も残暑が厳しくなってきたことにより、2026年は過ごしやすい陽気が続く春に実施された。

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初心者歓迎の“本格派”。多彩な名車69台が春の伊香保を駆ける

お買い物ゲームもある「スプレンドーレ伊香保」は、レギュラリティランの経験が浅いビギナーも楽しめる“本格的なクラシックカーラリー”として長きにわたって親しまれてきた。36回目を迎えたが、その人気ぶりは健在で、4月5日に開催された今年は69台がエントリー。

参加資格は、1989年までに生産された車両に与えられており、主催者の意向でクラシックミニ、AE86、モーガン、ホンダ・ビートは年式を問わず参加可能となっている。また、上記以外でも主催者が認めた車両は参加可能だが、1990年以降に生産されたクルマは表彰賞典外となる。

法水寺は日本における臨済宗佛光山寺の本山として建立。開山祖師である星雲大師の石像があり、今回、PC競技を見守ってくれた。

法水寺は日本における臨済宗佛光山寺の本山として建立。開山祖師である星雲大師の石像があり、今回、PC競技を見守ってくれた。

「スプレンドーレ伊香保」のようなクラシックカーラリーは、走行スピードの速さを競うレースではなく、2名1チームで参戦し、助手席に座ったコ・ドライバーが主催者製作のルートマップ上のコマ図をチェック。そこに記された道をコ・ドライバーがナビゲートしながら正確に走って、ドライバーと一緒にスタンプポイントや競技会場といった指定された地点を巡る。

昨年と同じように伊香保アメリカン☆ビレッジが起点となったが、今年はスタート前に大型アミューズメント施設での館内スタンプラリー、クイズ、逆さま看板撮影というミッションがあり、すべてを達成した参加者が入賞対象となった。館内で獲得した点数が競技で得たポイントに加算され、総合順位を決めるというルールだったので、全参加者が真剣に臨んだ。

コ・ドライバーとの息を合わせて。勝負の鍵を握る「PC競技」

メインとなる競技は、決められた区間を決められた秒数で走り、主催者が設定したタイムと比較してどれだけ誤差が少ないかを競う、“線踏み”と呼ばれることもある「PC競技」で、佛光山 法水寺でPC1~5/PC6~10を実施。伊香保グリーン牧場でPC11~16/PC17~22が行われた。

伊香保グリーン牧場でPC11~16/PC17~22が行われたが、1本目が終わったら徒歩でお買い物ゲームに向かうというルールだった。

伊香保グリーン牧場でPC11~16/PC17~22が行われたが、1本目が終わったら徒歩でお買い物ゲームに向かうというルールだった。

今年もPC競技に加え、提示された距離内を提示された速度で走る指定速度競技(スタート直後のスピードガン計測/指定速度39.7km/h)と、シークレット金額に近い参加者が表彰されるお買い物ゲームが実施されたが、いずれも総合順位には影響せず、「スプレンドーレ伊香保」ではPC競技で獲得した点数を基準としつつ、前述の館内ミッションでの獲得点数を加算して最終リザルトを決めている。

各計測区間で1位だった参加者に毎回500点が入るPC競技にはハンディキャップがあり、1945年までに生産された車両は得点に対して3%、主催者がハンディキャップを与えた方がいいと判断した参加者には5%が付与される。また、ドライバーの年齢に応じたハンディキャップもあり、70歳だと10%、71歳だと12%といった感じでパーセンテージがどんどん上がっていき、89歳だと得点に対して50%が与えられる。

大盛り上がりの表彰式。1954年式トライアンフTR-2が第36回大会を制す!

水沢うどん 万葉亭でのランチ後の表彰式では、指定速度競技、お買い物ゲーム(シークレット金額:1080円)の上位入賞者に加え、戦前車のオーナー、最年長ドライバー、女性ドライバー、一番早く申し込んだ参加者、最も遠方から来た参加者、最多出場者、国産車だけのジャパンカップで上位に入賞した参加者、36回目にちなみ36位になったエントラントにも賞品が手渡された。

国内外のクラシックカーラリーで輝かしい戦績を残している横田さん(写真左)の主催イベントなので、今回も数多くの手練れが参加。写真右が優勝した小宮さん夫妻。

国内外のクラシックカーラリーで輝かしい戦績を残している横田さん(写真左)の主催イベントなので、今回も数多くの手練れが参加。写真右が優勝した小宮さん夫妻。

総合順位は10位から発表されるが、その前に50位、40位、30位、20位にも賞品がある点が「スプレンドーレ伊香保」ならではの特徴で、今年も10位から1位までの発表時と同じぐらい盛り上がった。36回目となった「スプレンドーレ伊香保」を制したのは、1954年式のトライアンフTR-2で参加した小宮さん夫妻であった。

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フォト=高桑秀典/H. Takakuwa

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