国内試乗

【試乗】単なるエコなPHEVにあらず。BYDシーライオン6 AWDが証明する「一段上の走り」という真価

BYD シーライオン6 AWD
BYD シーライオン6(前輪駆動)
BYD シーライオン6(前輪駆動)
BYD シーライオン6(前輪駆動)
BYD シーライオン6(前輪駆動)
BYD シーライオン6
BYD シーライオン6 AWD
BYD シーライオン6 AWD

価格差約50万円、選ぶべきはどちらか? FFAWD2つの異なる個性を1100kmの長旅で解き明かす

BYDが日本に上陸してしばらくは、「ATTO 3」をはじめ「DOLPHIN(ドルフィン)」「SEAL(シール)」「SEALION 7(シーライオン7)」のいずれもBEV(電気自動車)だったが、より幅広い層にアピールできるモデルとして、2025年12月、PHEV(プラグインハイブリッド車)の「SEALION 6(シーライオン6)」が日本でも発売になった。シーライオン6には前輪駆動モデルと、4輪駆動の「シーライオン6 AWD」があり、今回、東京~和歌山を往復するロングドライブで、その実力をチェックすることができた。

【画像7枚】往復1100kmの長旅を快適に支えた室内空間。BYD「シーライオン6」のデザインとパッケージングをチェック

エンジンはあくまで「発電」を担う黒子。EVライクな走りを生む独自システム「DM-i」の妙

シーライオン6の一番の特徴が、「DM-i(デュアル・モード・インテリジェンス)」と呼ばれるプラグインハイブリッドシステムだ。1.5L直列4気筒自然吸気エンジンと1基または2基のモーター、そして18.3kWhのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーで構成され、基本的にはモーターにより走行する。エンジンはほぼ発電に徹するので、運転感覚はEVに近い。

走行モードはEVモードとHEVモードがあるが、バッテリー残量に余裕がある状況では、HEVモードでもバッテリーからの電気だけでモーターを動かして走行する。

BEVに匹敵するAWDモデルの瞬発力。力強い加速と高い静粛性を両立したパワートレイン

まずは前輪駆動仕様で走り出すと、街中でもスムーズで十分に余裕のある加速が楽しめる。スピードが上がる高速道路でも必要十分な速さだが、欲をいえばもう少し力強さがほしいところだ。その点、2基のモーターを搭載するAWDはBEVに匹敵する速さがあり、しかも大きなトルクを4輪で受け止めるぶん、加速時の安定感も抜群だ。

BYD シーライオン6(全輪駆動)

EVモードで走行できるのはおよそ80km程度だ。その後、バッテリー残量が少なくなったり、HEVモードでバッテリー残量をセーブする機能をオンにすると、いよいよエンジンの出番となる。HEVモードであっても発進はモーターが担当し、動き出して少しスピードが上がるとエンジンが始動する。その場合でもエンジン音は静かで、あくまで黒子に徹している印象だ。

アクセルペダルを奥まで踏み込むと、エンジンは回転を上げ、その存在をアピールすることになる。その場合でも、エンジンは発電に徹し、その電力がバッテリーの電気に加わる。これによりモーターに供給される電力が増えるので、加速がより力強くなるという仕組みだ。

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フォト=BYDジャパン、生方 聡

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