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中身は最強のサーキットウェポン。特注ブガッティ「デストリエ」が魅せた、狂気と優美の完全なる融合

ブガッティ、世界に1台の特注モデル「デストリエ」を実車初公開

仏ブガッティは2026年8月14日、米カリフォルニア州で開催中の「モントレー・カー・ウィーク」において、世界にたった1台の特注モデル「デストリエ(Destrier)」の実車を世界初公開した。ブランドが展開する最高峰のビスポーク部門「プログラム・ソリテール」から誕生した第3弾となるこのモデルは、過激なサーキット専用車「ボライド」の基盤をベースにしながら、息を呑むようなプロポーションと優美さを融合させた究極の芸術作品である。

【画像16枚】サーキット専用車から芸術作品へ。モントレーでベールを脱いだ「デストリエ」のエレガントなディテールを見る

究極のサーキット専用車から誕生した美しき彫刻

デストリエは、8月上旬にデジタル上で先行公開されていたが、今回カリフォルニアの地でついに現実の世界にその姿を現した。たった一人のオーナーの夢を具現化するために特別に製作されたモデルであり、自動車のスピードを純粋な彫刻として表現するというコンセプトが貫かれている。

最大の特徴は、ブガッティ史上最も過激なサーキット専用モデルである「ボライド」の技術的基盤をそのまま受け継いでいる点にある。空力性能を追求した究極のエンジニアリングを内包しながらも、その外観は類まれなるエレガンスとシームレスなプロポーションへと見事に変貌を遂げた。時代を超えて受け継がれる永遠の美しさを体現した新たなデザイン言語が、このクルマに独自の命を吹き込んでいる。

コーチビルディングの頂点「プログラム・ソリテール」

ブガッティには、1世紀以上にわたってブランドのアイデンティティを形作ってきたコーチビルディング(特注車体製造)の伝統がある。デストリエは、その伝統を現代に受け継ぐ究極のビスポーク・プロジェクト「プログラム・ソリテール」によって生み出された。このプログラムは、既存のカスタマイズ部門である「ブガッティ・シュール・ムジュール」のさらに上位に位置付けられており、極めて限定的な世界で1台だけのマスターピースを創造するための特別な枠組みである。

同プログラムにおける先代のワンオフモデル「ブルイヤール」や「F.K.P.オマージュ」に続く第3の作品として誕生したのが、今回のデストリエである。オーナーの深い思い入れと自動車に対する夢を、ブガッティが誇る最高峰の技術と熟練の職人技によって具現化し、ブランドの輝かしい歴史に新たな章を書き加えることとなった。

モントレー半島を彩った特別な舞台と公開の道のり

一般公開に先立ち、ペブルビーチのエレガントな空間に設えられた「メゾン・ブガッティ」では、オーナーとその家族、そして開発チームだけが集うプライベートな発表会が催された。会場にはブガッティ・リマックCEOのマテ・リマックやマネージングディレクターのヘンドリック・マリノフスキーをはじめとする首脳陣が顔を揃え、関係者一同でこの唯一無二の車両が完成に至るまでの協働の旅路を祝った。その後は、カリフォルニアの美しい海岸線を巡る少人数のツーリングイベント「ブガッティ・プティ・ツール」が開催され、デストリエは雄大な景色の中を他のブガッティ・オーナーたちと共に駆け抜けた。

そして迎えた「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」の会場で、デストリエはついに世界中のメディアや自動車コレクターに向けてアンベールされた。マテ・リマックらによって紹介された実車は、コンクール・デレガンスのコンセプト・ローンにも展示され、集まった観衆を魅了した。マリノフスキーは、このモデルが伝統、職人技、エンジニアリング、そして個人のビジョンがブガッティならではの形で融合したものであり、プログラム・ソリテールの無限の可能性を示す誇り高き存在であると語っている。

【ル・ボラン編集部より】

究極の速さと圧倒的な美の共存。ブガッティの真骨頂は常にそこにある。ボライドという、W16エンジンの暴力をサーキットに叩きつけるような過激な骨格の上に、息を呑むほど優美な造形を被せた「デストリエ」。それは単なるお色直しではない。かつてタイプ57SCアトランティックがそうであったように、狂気とエレガンスという相反する要素を極限の次元で融合させることこそが、彼らのコーチビルディングの神髄なのだ。スペック競争のさらに先にある、自動車が芸術となる瞬間をまざまざと見せつけられた思いである。

【画像16枚】サーキット専用車から芸術作品へ。モントレーでベールを脱いだ「デストリエ」のエレガントなディテールを見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Bugatti Automobiles

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