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伝説のW16に宿る時計の意匠。ブガッティ公式がヴェイロン20周年を祝う至高のワンオフを初公開

ヴェイロン誕生20周年を祝うワンオフモデル「ラ・メゾン・ピュール・サン ヴェイロン 20イヤーズ」

ハイパーカーの歴史に革命をもたらしたブガッティ・ヴェイロンの誕生から20年。この節目を記念し、ブガッティは自社の認定・レストア部門「ラ・メゾン・ピュール・サン」が手掛けたワンオフモデルを初公開した。オーナーとの共同開発により誕生したこの特別なヴェイロンは、伝説のシルエットを保ちながらも、最新の素材と現代的なアプローチで新しい魅力を放っている。芸術品とも呼べるその全貌を紹介する。

【画像21枚】伝説のハイパーカーが再誕。究極の職人技が息づくワンオフモデル「ヴェイロン 20イヤーズ」をギャラリーで確認する

伝説のハイパーカーに新たな命を吹き込むレストア部門

自動車のパフォーマンスとエンジニアリングの限界を打ち破ったヴェイロンは、誕生から20年を経て新たなフェーズへ突入した。ブガッティの認定・レストア部門である「ラ・メゾン・ピュール・サン」は、貴重なコレクターズカーを現代に向けて保存し、修復や洗練を行うための組織だ。2020年に導入されたこのプログラムは、車両をオリジナルの状態に維持するだけでなく、オーナーのビジョンに合わせたカスタマイズも可能にしている。

今回発表された「ラ・メゾン・ピュール・サン ヴェイロン 20イヤーズ」は、その哲学を完全な形で体現したワンオフモデルである。新開発の素材と新たなアプローチを用いて目の肥えたオーナーとともに作り上げられたこの一台は、同部門が持つ比類なき専門技術の結晶だ。ハイパーカー時代の幕開けを告げた車が持つエレガンスと個性を、現代の技術で見事に蘇らせている。

過去と現在が交差する斬新なエクステリアと足回り

この特別なヴェイロンの外観は、前例のないカラーリングで彩られている。ボディカラーには、新型車トゥールビヨン用に開発された「ルージュ・レンブラント」と、シロンの象徴である「ペトロール・ブルー」を組み合わせた。ヴェイロン特有のプロポーションと存在感を崩すことなく新しい色彩を取り入れることで、伝説的なシルエットを保ちながらも現代的な佇まいを獲得している。

足回りにも、機能とデザインを両立させた画期的なアップデートが施された。最大のトピックは、シロンと同じ寸法のタイヤを装着可能にした新しいホイールコンセプトだ。かつてのマキャベリ・デザインを再解釈し、フロント20インチ、リア21インチへと大型化されたホイールは、よりモダンなスタンスを生み出している。また、各エアインテークには新たな3次元メッシュエレメントが採用され、現代的な表情を添えている。

高級時計の意匠を取り入れた芸術的なインテリア

キャビン内部も、このプロジェクトのために特別に開発された素材と仕上げで満たされている。美しい「マグノリア」を基調とした室内には、職人が手作業で丁寧に施した「モカシン」の特注ステッチがステアリングとギアセレクターを優雅に飾る。さらに左右のシートの間には、ヴェイロンの20周年を称える特別なエンブレムが配置され、ブガッティの歴史を変えた名車への敬意が表現されている。

中でも圧巻なのが、センターコンソールに施された「コート・ド・ジュネーブ」仕上げだ。これは本来、高級時計のムーブメントを装飾するための伝統的かつ精密な技法である。このモチーフを自動車の大きく立体的な表面に適用することは技術的に極めて困難であり、ブガッティの類まれな職人技を証明している。時計製造の芸術性を新しい文脈で自動車へと昇華させた、魅惑的な空間が広がっている。

未来へと受け継がれるブガッティの哲学

ブガッティの首脳陣も、このプロジェクトに強い誇りを持っている。デザインディレクターのフランク・ハイルは、オリジナルへの敬意を払いながら、オーナーに自己表現の新たな次元を提供する意義を強調した。また各部門の責任者たちも、モルスハイムの職人が持つ技術によってヴェイロンの真正性と価値が保護され、誕生時と同じ情熱をもって未来へと受け継がれていくことを語っている。

ブガッティは今回の「ラ・メゾン・ピュール・サン ヴェイロン 20イヤーズ」がペブルビーチで公開されたことに合わせ、ヴェイロン専用のコンフィギュレーターを新たに立ち上げた。これにより一部の機能が顧客に公開され、自らの手で理想の姿を再構築することが可能になった。世界中のヴェイロン・オーナーたちがラ・メゾン・ピュール・サンと共に歩む、唯一無二の旅がここから始まる。

【ル・ボラン編集部より】

400km/hの壁を打ち破り、ハイパーカーという概念を確立したヴェイロンの誕生から20年。本作は単なる動態保存にとどまらず、最新トゥールビヨンの赤とシロンの青を意図的に纏わせている。この手法は、過去の栄光と現在の進化を交差させるブガッティ特有の粋な計らいだ。センターコンソールのコート・ド・ジュネーブ仕上げに見られる、時計製造由来の偏執狂的なまでの作り込みも健在である。最新技術で各部がモダナイズされながらも、W16エンジンが放つ圧倒的な「凄み」とエレガンスという本質は微塵も色褪せていない。モルスハイムの血統が持つ普遍的な価値と物語性を、改めて突きつけられる一台である。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Bugatti Automobiles

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