悪天候もなんのその。全国から42台のパンダが集う祭典「ぱんだら」
群馬県館林市で開催されたフィアット・パンダの祭典「ぱんだら」。雨模様の会場に集結した42台の中で、一際鮮やかなグリーンのボディが目を引くのが“埼玉の大ちゃん”ご夫妻の3代目パンダだ。当初はフィアット500を狙っていたものの、奥さまの「2ドアは不便」というひと声、そして“足跡バッジ”の可愛さに惹かれて4ドアのパンダへ。名機ツインエアエンジンと優れた実用性を併せ持つ傑作車との、彩り豊かな日常に迫る。
【画像8枚】鮮やかなグリーンが美しい。トラブルも乗り越えて愛される「3代目フィアット・パンダ」の全貌を見る
SNSで繋がるパンダ仲間のオフ会。鮮やかな緑の「パンダ3」でいざ会場へ
SNSで情報共有するなどフィアット・パンダのオーナーたちが集まるクラブ「のらぱんだ会」の主催するオフラインイベント「ぱんだら」。会場となる群馬県館林市・館林城ゆめひろばには、生憎の雨模様にも関わらず、各地域から3世代フィアット・パンダを愛する仲間たちが集まった。
「うちは利根川を渡ったすぐの所なので、たぶん一番の近場からの参加です」と言うのは、一際鮮やかなグリーンのボディカラーを纏ったパンダ3(3代目パンダ)で参加の“埼玉の大ちゃん”ご夫妻だ。
「ぱんだら」は初参加とのことだが、すでに他のイベントで繋がっている仲間たちも多いこともあり、「雨なのでどなたかのテントに潜り込ませてもらうつもりで、手土産にノンアルビールをたくさん持ってきました」と、持参したクーラーボックスを指差す。
狙いは2気筒のフィアット500。しかし妻から「2ドアは不便」のダメ出しが……
小さい乗り物が大好きで、スズキのチョイノリやホンダ・カブでも遠方へのオフ会に参加するなど積極的に遊んでいるということもあり、それらミニバイクを積める初代カングーが生活の足でもあるそうだ。そしてクルマ遊び用に楽しいクルマを探したところ、サイズ感と小気味良い2気筒エンジンに惹かれ、フィアット500のツインエアに行き着いた。
「欧州車を得意としている近くの中古車屋さんにツインエアのフィアット500を見に行き、買うクルマも決めていたんです」
その後、少し冷静になった埼玉の大ちゃん。奥さまも乗ることになるし、一応確認してもらおうと、再度二人でお店を訪ねると「人を乗せる時に2ドアは不便だし後席が狭い、トランクも小さいね……」と言われてしまった。
店員の機転で「3代目パンダ」と遭遇。決め手はBピラーのキュートな“足跡”
この日、契約する気満々だったのでガックリと肩を落とす埼玉の大ちゃんに、店員さんが囁く。
「同じフィアットで4ドア、そしてラゲッジスペースも広いクルマがありますよ」と案内してくれたのが3代目のパンダであった。
「実はその時、え?パンダに3代目があるの?って感じでした」。初代パンダは知っていたが、その後継車の存在は知らなかったそうだ。
さっそく使い勝手を検証すると、4ドア、そしてラゲッジの利便性に加えて、Bピラーにあるパンダの足跡のバッジを見た奥さまの「かわいい」という言葉が決め手となり、晴れて同じツインエアのエンジンを搭載したパンダ3に決めたのが5年前のことであった。
走りと燃費は大満足! 鬼門のデュアロジック故障も乗り越え、深まるパンダ愛
小気味よく回るツインエア。そしてオートマチックながらダイレクトな駆動が気持ち良い走行。さらには優れた燃費性能と、三拍子揃った性能にも大満足。関東エリアを中心にイベントへ参加するなど趣味のクルマとして楽しんでいた。
そんなある日突然、ニュートラルの次は1速を飛ばして2速になるという症状が起こる。それでも半クラッチ状態でなんとか自走で販売店まで駆け込み、アキュムレーターを交換してもらい一件落着と思いきや、しばらくしてソレノイド不調が原因で1速と4速の間をウロウロするという症状が起きた。
「話には聞いていたデュアロジックの故障でしたが、購入店さんは整備も得意でアッセンブリー交換ではなく、原因の単体部品を交換修理してくれたのもお財布的に助かりました」
それから1年が経ち、現在は健康そのものという愛車で「ぱんだら」を楽しんでいた埼玉の大ちゃん夫妻だった。











