ニュース&トピックス

【画像65枚】伝説の「ルノー8ゴルディーニ」が270psのEVクーペで復活! カフェレーサーの精神を宿した2シーター・コンセプト

ルノー8ゴルディーニ・コンセプト
ルノー8ゴルディーニ・コンセプト
ルノー8ゴルディーニ・コンセプト
オリジナルのルノー8ゴルディーニ

フレンチブルーの熱狂ふたたび。「ルノー8ゴルディーニ・コンセプト」世界初公開

ルノーは2026年9月24日、伝説的な名車に新たな解釈を加えた「ルノー8(ユイット)ゴルディーニ・コンセプト」を発表した。このモデルは、1964年に誕生してモータースポーツのアイコンとなったオリジナルモデルの精神を受け継ぎつつ、270psを発揮するモーターを搭載した2シーターのEVクーペとして生まれ変わった。同車はルノー・カーウォークで公開された後、同年10月12日から18日まで開催されるパリモーターショーのルノースタンドにて展示される予定だ。

【画像65枚】ストップウォッチが鎮座するミニマルな室内空間など、ルノー8ゴルディーニ・コンセプトのディテールをすべて見る

128年の系譜を未来へ繋ぐ、ルノーのヘリテージ探求

ルノーは過去5年間にわたり、自社の128年に及ぶ歴史を探求し、象徴的なモデルをワンオフモデルとして復活させてきた。R17エレクトリック・レストモッドやルノー5ディアマンに続く今回のコンセプトカーは、約15カ月後にフランス・フランにオープン予定のルノー・コレクション・ミュージアムに向けて、ブランドの遺産に息を吹き込む取り組みの一環である。

社外のデザイナーと協業したR17とは異なり、ルノー8ゴルディーニ・コンセプトはルノーのデザインチームが100%社内で手掛けたプロジェクトだ。社内コンペティションには300以上のスケッチが寄せられ、そこから選ばれた2つのプロジェクトが5分の2スケールのモックアップとして開発された後、双方の長所を融合して最終的なデザインが完成した。

現代のラリーカーを彷彿とさせる、マッスルかつ精悍なプロポーション

ボディサイズは全長4.12m×全幅1.88m×全高1.27mと、非常にコンパクトかつダイナミックなプロポーションを備えている。フロントに19インチ、リアに20インチのホイールを装着し、現代のラリーカーのようにどっしりとした構えを見せる。

オリジナルの4ドアから2ドアクーペへと変更され、V字型のデザインと6つの丸型3Dヘッドライトによって強調されたアグレッシブなフロントマスクが特徴的だ。リア部分は広く筋肉質に造形されており、かつてのリアエンジン・リアドライブレイアウトを彷彿とさせる。

象徴的な「ブルー・ド・フランス」に着想を得たボディカラーは、真珠母貝と青みがかったバインダーを組み合わせた3層構造で塗装され、深みと豊かさを表現している。また、ゴルディーニを象徴する2本のホワイトストライプは単なる装飾ではなく、フロントガラス根元のグリルやテールライト内部のグラフィックパターンと一直線に並ぶ構造部品としての役割を果たしている。かつてのクロームサイドモールはボディワークに直接統合され、特徴的なラインとして機能している。

走りの歓びを純化する、カフェレーサー思想のミニマル空間

インテリアは、カスタムバイクの世界で流行している「カフェレーサー」のトレンドを取り入れている。不要な要素を削ぎ落とし、プラスチック素材の代わりにブラッシュドアルミニウムやアルカンターラを採用することで、素材の美しさを際立たせている。

ダッシュボードは水平のアルミストリップとなり、そこにデジタルディスプレイを備えた丸型ダイヤルが浮かび上がるように配置されている。運転手の気を散らすものは排除され、視線を集めるのはダッシュボード中央にあるストップウォッチボタンの赤い点のみである。シートはヘッドレストのないフラットな昔のシートを思わせるバケットシートで、中央部には青いコーデュロイ生地が使われている。

「ノスタルジーではなく、クルマへの真の情熱」デザイナーが込めた矜持

このプロジェクトを牽引したルノーのデザイン担当副社長であるアレクサンドル・マルヴァル氏は、その思いを次のように語っている。

「ルノー8ゴルディーニ・コンセプトでは、私たちの遺産と現代の両方からインスピレーションを得て、過去と未来のアイコンを結びつけることで、感情を呼び起こしたいと考えました。私が感情と言うとき、それはノスタルジーではなく、クルマに対する真の情熱のことです」

また、インテリアデザインディレクターのステファン・マイオレ氏は次のように述べている。

「円形の文字盤を持つ伝統的な金属パネルを水平に再配置し、完全に整列した一連の丸い画面をサポートし、披露するようにしました。その結果、過去との明確なつながりを維持しながら、よりモダンでエレガントに感じられるデザインになりました」

【ル・ボラン編集部より】

EV化が進み、効率や情報量が声高に叫ばれる中、ルノーの解答は極めて直感的だ。270psの強力なモーター出力を持ちながら、室内に宿るカフェレーサーの精神はドライバーを情報過多から解放する。先進の電動パワートレインとアナログなヘリテージという相反する要素を結びつけ、「ブルー・ド・フランス」の系譜を継ぐこのマシンは現代のラリーカーのごとき機能美を誇る。過去のDNAが単なるノスタルジーではなく、未来の道を駆ける純粋な情熱として再解釈されている点に、フランスの名門が持つ矜持が光る。

【画像65枚】ストップウォッチが鎮座するミニマルな室内空間など、ルノー8ゴルディーニ・コンセプトのディテールをすべて見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Renault

注目の記事
注目の記事

RANKING