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フィアット新型「グランデパンダ ハイブリッド」が369万円から日本発売。新採用6速DCTで走りも刷新した第4世代の全貌

伝統のDNAを受け継ぎコンパクトSUVへと進化

Stellantisジャパンは2026年10月16日、フィアットの新型コンパクトSUV「Grande Panda Hybrid(フィアット・グランデパンダ ハイブリッド)」を、11月7日より全国のフィアット正規ディーラーにて発売すると発表した。1980年に誕生した初代パンダのシンプルで機能的な思想を受け継ぎつつ、現代に求められるデザイン性や実用性、サステナビリティを融合させた4世代目モデルだ。メーカー希望小売価格は369万円(税込)からとなる。

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初代の機能美とフィアットのルーツを融合したエクステリア

1980年に工業デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏が手掛けた初代パンダは、装飾を抑えたスクエアなボディと空間を最大限に活用する合理的な設計により世界中で親しまれてきた。4世代目となる新型グランデパンダ ハイブリッドは、このDNAを受け継ぎながらBセグメントのコンパクトSUVへと進化を遂げた。デザインには発祥の地であるイタリア・トリノとのつながりが表現されており、1923年に完成した旧自動車工場兼研究所の建物「リンゴット」から着想を得たモチーフが随所に取り入れられている。

エクステリアは、初代のスクエアなシルエットを継承しつつ、現代的な意匠を組み合わせている。フロントフェイスはブラックグロス仕上げのグリルからヘッドライトへと連続するスクエアモチーフを採用し、四角い点を並べたようなピクセルデザインによって独特の表情を生み出した。LEDヘッドライトのグラフィックは、1980年代のデジタルカルチャーやレトロゲーム、そしてリンゴットの特徴的な窓から着想を得ている。左右非対称の位置に配されたフロントのFIATロゴや、フロントバー、ホイールアーチ、リアバンパーに施された往年のモデルを想起させる4ストライプのアクセントも特徴だ。

サイドビューはウェッジシェイプのボディラインと力強く張り出したフェンダーで構成され、ドア下部には初代「Panda 4×4」のタフなイメージを受け継ぐ大胆な「PANDA」のレタリングが直接プレス加工されている。Cピラーには見る角度によってFIATロゴから4本のラインへと変化するレンチキュラーグラフィックを採用した。リアビューも垂直に近いリアエンドとピクセルデザインのキューブ状リアランプ、立体的なロゴにより統一感のある仕上がりとなっている。

遊び心と高い実用性、サステナビリティを両立したインテリア

インテリアは「Human-Centric Design」に基づいて設計された。全長4010mm×全幅1765mm×全高1585mm(ルーフレール標準装備の上級グレード「La Prima」は1630mm)というコンパクトなボディながら、2540mmのホイールベースを活かして前後席ともにゆとりある空間を確保している。ダッシュボードやディスプレイ周辺、ステアリングなどには、リンゴット工場の屋上テストコースをモチーフとしたオーバル形状の「リンゴットサークル」デザインを採用し、直線的な外観との対比で室内に柔らかなリズムを生み出した。デジタルメーター内にテストコースを走る初代「Panda」のシルエットを取り入れるなど遊び心も満載だ。基調色の「タスマニア ブルー」に鮮やかなイエローのアクセントを配し、丸みを持たせたシートを採用することで明るく親しみやすい空間に仕立てられている。

実用面では、通常時で412L、後席を倒すことで最大1366Lまで拡大できるスクエアな荷室を確保したほか、ダッシュボード上下のグローブボックスなど車内各所に合計13Lの収納スペースを設けた。

また、環境への配慮として、車両1台あたり約140本分の飲料用紙パックに由来するリサイクル素材「Lapolen Ecotek」を内装各部に採用。さらに「La Prima」のダッシュボードには、天然竹繊維を約33%配合した「BAMBOX Bamboo Fiber Tex」をフィアットとして初採用し、車名の「Panda」を想起させる温かみのある風合いをもたらしている。

EV走行も可能なマイルドハイブリッドと充実の装備・価格

パワートレインには、最高出力101ps、最大トルク205Nmを発生する1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンと、最高出力15kW(20ps)、最大トルク51Nmの電動モーター、および6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する。システム合計最高出力は81kW(110ps)を発揮し、30km/h以下では最大約1kmのEV走行も可能だ。WLTCモード燃費は20.8km/Lを実現している。安全面では、歩行者や自転車も検知するアクティブセーフティブレーキやレーンキープアシスト、インテリジェントハイビーム、ヒルスタートアシスタンス、フロント・リアソナー、バックカメラなどを搭載し日々の運転を支援する。

グレードは基本装備をまとめた「ICON」と、17インチアルミホイールや専用シートなどを備える上級グレード「La Prima」の2種類を展開する。ボディカラーは「ジェラート ホワイト」「リモーネ イエロー」「アクア アジュール」「チネマ ブラック」の新色4色が用意された。価格(税込)は「ICON」のジェラート ホワイトが369万円、その他のカラーが374万5000円、「La Prima」のジェラート ホワイトが409万円、その他のカラーが414万5000円となる。さらに「La Prima」には前席シートヒーターなどを備えたウィンターパッケージも設定され、ジェラート ホワイトが414万5000円、その他のカラーが420万円だ。

【ル・ボラン編集部より】

車名の通りBセグメントへと成長した「グランデパンダ」だが、単なる肥大化と捉えるのは早計だ。1980年代の郷愁を誘う直線基調の造形に最新の電動化技術を融合させ、懐かしさと先進性という相反する要素を見事に両立させている。かつてのシングルクラッチの癖も今は昔、新採用の6速DCTとモーターが織りなす滑らかな加減速と小気味よいハンドリングは、日常の移動を豊かな時間へと変える。実用車の枠を超え、現代の路上で頼れる「相棒」となる一台である。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Stellantis Japan
LE VOLANT web編集部

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