



























アストン・マーティン「ヴァルハラ」のオーナーだけに許された特権
アストン・マーティンと公式ウォッチパートナーのブライトリングは、スーパーカー「ヴァルハラ」のオーナーに向けた特別な時計のオーダーメイドプログラムを発表した。ブライトリングの象徴的なコレクションである「スーパー クロノマット」のデザインプロセスをヴァルハラのオーナーだけに開放し、自身の愛車からインスピレーションを得た世界にひとつだけの腕時計を仕立てることができるという、極めて贅沢な試みだ。
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1079psを誇るPHEVスーパーカーと時計メーカーの融合
今回の特別なプログラムの主役となるアストン・マーティン「ヴァルハラ」は、ブランド初となる量産ミッドシップエンジンのプラグインハイブリッド(PHEV)スーパーカーである。F1テクノロジーが注ぎ込まれたレース由来のエンジニアリングと卓越したエアロダイナミクスを融合させており、4.0L V8ツインターボエンジンに3基の電気モーターを組み合わせることで、最高出力1079psを発生する。0-62mph(約100km/h)加速はわずか2.5秒、最高速度は217mph(約350km/h)に達し、世界限定999台のみが生産されるブランドの頂点を象徴するモデルだ。
スピードを計測してきたブライトリングと、スピードを極めてきたアストン・マーティン。両社はスピードに対する情熱という共通の探求心を持っており、今回のコラボレーションによって、ヴァルハラと同様の精度と細部へのこだわりを腕時計へと投影した。オーナーは専用のコンフィギュレーターを通じて、自身が所有するヴァルハラの仕様や自らの好みを反映させたビスポークの「スーパー クロノマット」をオーダーすることができる。
個性とパフォーマンス素材が光る2つのベースモデル
カスタマイズのベースとして用意されるのは2つのモデルだ。ひとつ目の「スーパー クロノマット B19 44 パーペチュアル カレンダー クロノグラフ」は、44mmのチタン製ケースにブライトリングを象徴するルーローブレスレットを組み合わせたモデルである。時計製造において最も希少な機構のひとつである自動巻き永久カレンダークロノグラフを搭載しており、月の大小やムーンフェイズ、さらにはうるう年までも自動で判別するため、2100年まで手動での調整を必要としない。96時間のパワーリザーブを備えており、4日間外していても再び着用する際に針が遅れることはない。カーボンファイバー製の文字盤や、ブラックのローターとムーブメントを覗かせる透明な裏蓋が特徴で、見返し(インナーベゼル)と秒針のカラー、インダイアルの針のカラー、そしてローターの刻印をカスタマイズできる。
もうひとつの「スーパー クロノマット オートマチック 38」は、38mmのステンレススチール製ケースとルーローブレスレットに、ダイヤモンドを配したベゼルを組み合わせた3針の自動巻きモデルだ。6時位置に控えめな日付表示窓を備え、特徴的なテクニカルパターンをあしらったカーボンファイバー製文字盤とチタン製のリューズを採用している。自動車のパフォーマンス素材を手首に取り入れることで、ヴァルハラの設計思想とブライトリングのデザインを直接的に結びつけているのが魅力だ。こちらは見返しと針のカラー、および裏蓋の刻印を好みに合わせて指定することが可能となっている。
クルマそのものの枠を超えるオーナー体験
英国ウォリックシャー州ゲイドンのアストン・マーティン本社で製造されるヴァルハラと、スイスのラ・ショー・ド・フォンにあるブライトリングの施設で作られるスーパー クロノマットは、それぞれの分野におけるエンジニアリングの最高峰を象徴している。アストン・マーティンのマレク・ライヒマン氏は、この時計がオーナーの個人的な表現であり、クルマそのものの自然な延長線上にある存在になると語る。また、ハウス・オブ・ブランズCEOのジョージ・カーン氏も、この特別な時計がオーナーと車両との結びつきをよりパーソナルなものにすると位置づけている。
さらに、アストン・マーティンのステファノ・サポレッティ氏が「単なる時計にとどまらず、顧客の個性を称え、ブランドとヴァルハラの限定性を強化するオーナー体験の延長である」と述べるように、このプログラムは所有する喜びをクルマの枠を超えて広げるものだ。厳選された仕上げと卓越した職人技によって生み出される特注のスーパー クロノマットは、オーナーの歩みとヴァルハラの際立った個性を映し出す唯一無二の証となるだろう。
【ル・ボラン編集部より】
近年のアストン・マーティンは、DB12や新型ヴァンキッシュの試乗でも痛感させられた通り、圧倒的な出力と英国車らしい品格あるドライバビリティを極めて高い次元で両立させている。ブランド初の量産ミッドシップPHEVであるヴァルハラもまた、F1直系の先鋭的な電動化技術を宿しながら、その本質はオーナーの感性を満たすビスポークの精神にある。愛車の仕様を投影した機械式時計を腕に纏うという試みは、最先端のデジタル制御と伝統的なクラフトマンシップが見事に融和した、いかにも同社らしい粋な計らいである。
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